クラブの推定価値が総資産の1%程度!? イーロン・マスク氏の「リバプール買収への興味」の報道にファンは「クラブのアイデンティティを失わせる」
さてマスク氏といえば、大成功を収めた実業家・起業家というだけでなく、今後はアメリカ合衆国の政府効率化省で共同議長に就任し、政治の世界でも強い影響力を放つことになる人物でもある。そしてこの53歳を登用したのが、2度目の大統領返り咲きを果たしたドナルド・トランプ氏だ。 世界にどのような影響力を発揮していくかが注目される78歳の次期大統領だが、彼が選挙を勝ち抜いた昨年11月に『The Guardian』紙は、2025年にクラブワールドカップ、翌年に男子ワールドカップ(カナダ、メキシコとの共催)、さらには2028年にロサンゼルスでの夏季オリンピックというビッグイベントを立て続けに開催するアメリカにおいて、その期間に国家元首を務める人物がいかなる影響を与えるのかという懸念を示している。 同メディアは、「次期大統領が示すトーンや政策が、問題を引き起こす可能性がある。なぜなら、彼は対立を生み出す人物であり、スポーツでも分断を煽り、ライバルを攻撃する道具として利用してきたからだ。また現在、多くのリーグや統括団体が掲げている進歩的かつ国際主義的な価値観とは相反する、保守的で排外的な信念を持つ政治家でもある」と指摘する。 「たとえこれらの大会期間中において、一時的に制限が緩和されたとしても、国境での混乱、対外政策の攻撃的かつ孤立主義的な姿勢、そして彼の提案する貿易関税による経済的な圧力が、同盟国との関係を悪化させ、訪問者を遠ざけ、アメリカの国際的なイメージを損なう可能性がある。これは、国際スポーツの最大の祭典に相応しい祝祭的な雰囲気を作り出すものとは言えないだろう」 この2つの報道は全く性質の異なるものだが、向こう4年間で世界を動かしていくことになる重要人物2人が、いかにしてサッカー界と関わり、影響力を発揮するのか、少なからず気になるところである。 構成●THE DIGEST編集部
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