ママ友のことを名前で呼ぶのはアリ?それとも「〇〇ママ」がいい?悩みがちな「呼び名問題」
とりあえず無難?一定の距離感持っている「姓+さん」
続いて、その呼び方で呼んでいる理由を具体的に尋ねてみました。今回一番多かったのは「タナカさん」などの「姓+さん」。この呼び名は社会などでもごく一般的な呼び方ですが、ママ友界ではある意図があるようです。 「距離感をある程度もって接しているから」(42歳/主婦/姓+さんと呼ぶ)※他多数 「一番失礼にならないと思うから」(40歳/その他/姓+さんと呼ぶ) 「自分の友達ではなく、あくまで子どものお友達のお母さんなので、同僚と同じような感覚です」(35歳/主婦/姓+さんと呼ぶ) 「きっかけが子どもだとしても、それもお友達としての出会いです。〇〇(子どもの名前)ママとは呼びたくないです。でも、人それぞれの考えがあるので苗字で呼んでいます」(40歳/主婦/姓+さんと呼ぶ) 「姓+さん」派で一番多かったのは「距離感を持って接している」という理由。つまりこの呼び名は寄せられた「自分の友達ではなく、あくまで子どものお友達のお母さん」という距離感を崩さないという意思表示の表れであることも多いようです。 ただその一方で「友達としての出会い」という認識で「〇〇(子どもの名前)ママ」とは呼ばないための「姓+さん」という人もいました。確かにこれも納得できる理由です。
一見ポップだけど、実は距離感が一番ある?「〇〇くん・ちゃんママ」
続いて多数派だったのは「タロウくんママ」といった子どもの名前で呼ぶ「~ママ/~のお母さん」派。これはまさにママ界特有の呼び方という感がありますが、どういった意図でそう呼ぶようになっているのでしょうか? 「他の保護者のかたも同じように呼んでいるから」(38歳/主婦/子どもの名前+くん・ちゃん・さん+ママと呼ぶ) 「子どもが呼んでいる友達の名前しか分からないことが多いから」(45歳/公務員/子どもの名前+くん・ちゃん・さん+のお母さんと呼ぶ) 「保護者と直接関わることがなく、呼ぶ機会があるとすれば我が子との会話の中だけなので」(32歳/主婦/子どもの名前+くん・ちゃん・さん+のお母さんと呼ぶ) 「お母さんの名前を知らなかったり、みんな子どもの下の名前で呼びあっているので自然とそうなった」(39歳/総務・人事・事務/子どもの名前+くん・ちゃん・さん+ママと呼ぶ) 保護者間でそういった呼び名で呼ばれることが多いのでなんとなく同様に、そもそも子どもの名前しか知らない、といった理由があがりました。 子どもの名前だけ覚えればいいため呼びやすく、名前を間違えずに済むというメリットはあるものの、だからこそ、「あくまで子どもを通した関係性」という印象を生むことも。呼び名としては一見「姓+さん」よりもポップですが、さらに距離感のある呼び名といえるかもしれません。