女性医師「戦地から帰りたい」は詐欺 小松の70代女性1900万円被害
●SNS通じ、「お母さん」と呼ばれ 小松署は28日、小松市の70代女性がSNS(交流サイト)を使ったロマンス詐欺被害に遭い、現金約1900万円をだまし取られたと発表した。 署によると、女性は7月ごろから、リビアの戦地で働く日本の女性医師を名乗る相手とSNSでやりとりし、「戦地でけがをしたので日本に帰りたい。自分の口座から出金できず、渡航費を振り込んでほしい」などと言われた。相手から「お母さん」と呼ばれ、娘のように思っていたという。 女性は渡航費や病院費用などの名目で10月9日~11月8日に計13回、指定口座に振り込んだり、現金入りの段ボールを指定の住所に送ったりした。さらにお金を要求され、親族や銀行に借りようとしたところ詐欺ではないかと言われ、小松署に相談した。