ラーメン官僚が推薦!「観光ついでにラーメン食べるなら伊豆大島」を実証する絶品4軒
名店② 昔ながらの町中華「栄楽」
続いて紹介するのは「栄楽」。 人口集積エリアである元町地区の中でも際立って人気が高い、昔ながらの町中華である。私が訪問したときも、店内は、常時満席をキープ。地元客、観光客を問わず、大変な賑わいを見せていた。 ロケーションが元町港から徒歩5分弱と至便であることも、「栄楽」の客入りが絶えない大きな理由のひとつだと思う。
提供するのは、「ラーメン」「タンメン」「みそラーメン」「モヤシそば」などの中華そば系から、「カタ焼そば」「ヤキソバ」、「ギョウザ」「酢豚」などの一品料理、「チャーハン」「中華丼」などのご飯ものにいたるまで、多士済々。 ラーメンマニアであれば、初訪問時に実食すべきは、基本メニューの「ラーメン」だろう。 注文してから品物が供されるまでの時間は、わずか3分足らず。古き佳き「昭和」の中華そばを彷彿させるビジュアルが、ノスタルジーを大いに掻き立てる。
美しい褐色を呈した清湯スープからチラリと覗く細麺の佇まいにも「色気」があり、一瞥した瞬間、「これはハイレベルに違いない!」との予感を抱かせるもの。長い年月にわたり実直に作られ続けてきたことが分かる、安定感に満ち満ちた顔立ちだ。 そんな予感に違わず、味の方も非の打ち所なし。生姜を過不足なく利かせ、上質な甘みを蓄えたスープは、レンゲを持つ手が止められない珠玉の味わい。嚥下するたびに五臓六腑に沁みわたる、うま味と滋味。店を出る頃には、心の中で再訪を約束していた。 永楽 住所:東京都大島町元町1-5 営業:昼11:00~14:30、火曜定休
名店③ 看板メニューはみそラーメン「どさん娘大島店」
次に紹介するのは「どさん娘 大島店」。 「どさん娘」と言えば、1968年に創業し、ピーク時には全国で800もの店舗を展開していたフランチャイズ店だが、本部の倒産を機に各店舗が個人経営化し、現在はわずか50店舗を残すのみ。 その中の1軒が、この「どさん娘 大島店」だ。 現在、同店が提供するのは「どさん娘」の代名詞的存在である「みそラーメン」に加え、「正油ラーメン」「塩ラーメン」「カレーラーメン」など。