牛乳アレルギーの息子。”牛乳なし”でも他の子と「給食費」が同額ですか?価格差が知りたいです。
食物アレルギーがある子どもは、給食にも配慮が必要とされることがあります。 学校によってはアレルゲンを除去するなどして対応しているようですが、アレルギー持ちの子どもがいる親御さんにとっては、学校の対応に対して不公平さを感じることもあるかもしれません。 本記事では、学校給食のアレルギー対応に対する不公平感の内容や、給食をアレルギー対応にした場合の価格差について詳しくご紹介します。
学校給食のアレルギー対応に感じる不公平さとは?
自治体によっては、微量のアレルゲンにも反応するような重篤なアレルギーを持つ児童に対して、給食は食べずにお弁当を持参するよう徹底しているところもあるようです。 この場合、食べられる献立の日であってもほかの子と同じように給食を食べられないこと、お弁当を持参した場合は冷たいまま食べなければならないことなど、親御さんが感じる不公平感にはさまざまなものがあると考えられます。 一部の自治体で実施されている「給食費無償化」についても、お弁当を持参する家庭はその恩恵が受けられない可能性があります。 厚木市のホームページによると、アレルギーなどの事情により給食を停止している子どもの家庭を対象として給食費相当額の給付を行っているようです。自治体ごとに対応は異なるので、確認が必要になるでしょう。 また、給食をアレルギー対応食にしてもらっている場合、ほかの児童の給食より安く済んでいるはずなのに、同額の給食費を支払わなければならないことに不公平さを感じることもあるでしょう。
給食の牛乳を豆乳にした場合の価格差はどれくらい?
今回の事例では「牛乳アレルギーの息子の給食費がほかの児童と同額であることを不公平に感じる」ということでしたが、例えば牛乳を豆乳に差し替えた場合、どのくらいの価格差があるのか計算してみましょう。 例えば、牛乳200ミリリットルは1パック106円(税込み)、豆乳200ミリリットルは1パック96円(税込み)で販売されているものもあります。 単純に計算すると1食約10円、1ヶ月分(平日を20日と仮定)だと約200円、豆乳のほうが安いにもかかわらず、同額の給食費を支払うことに疑問を感じてもおかしくないかもしれません。