大谷翔平は「文化的事象」FAソトは「野球ファン向けの商品」で7億ドルの価値なし!=米報道
ヤンキースからFAとなったファン・ソト外野手(26)の動向が米メディアから大きな注目を集めている。 メジャー7年目の今季はキャリア最高となる41本塁打を放ち、打率2割8分8厘、109打点を記録し、ジャッジとともに打線をけん引。26歳という若さに加え、圧倒的な打力は各球団にとって垂ぜんの的だ。そのため、昨オフに大谷翔平投手(30)がドジャースと結んだ10年7億ドル(約1015億円=当時)と同等の巨額契約も連日取りざたされている。しかも、ソトには剛腕としても知られるボラス氏が代理人を務めており、想像を絶するマネーゲームに発展する可能性もある。 ところが、米メディア「AlBat」は「フアン・ソトに大谷翔平のような7億ドルの価値があるのか」とバッサリ。その理由に挙げたのは大谷との決定的な違いだ。 「大谷は単なる野球選手ではない。彼は世界的なブランドで、国境を越えた文化的事象だ。投手としても打者としても優れた能力を持ち、カリスマ性と日本の血統も相まってスポンサーを引きつけている」 大谷の人気は米国や日本だけでなくアジア圏にも広がり、韓国や台湾でも絶大だ。日本の10社以上の大手企業がスポンサー契約を結び、ドジャースに今年だけで「1億2000万ドル(約185億円)」もの収入をもたらしたとの試算もある。 その一方、ソトについては「優れた選手であり、素晴らしい才能の持ち主で商業的な魅力は大きい」とした上で「大谷には及ばない。ソトは主に野球ファン向けの商品だが、大谷はより幅広い観客を魅了する国際的スターだ」と断じた。 野球ファン以外もとりこにする大谷とは異なり、ソトはあくまでも球界内のスターというわけだが…。いずれにせよ、ソトが実力者であることは変わらない。新契約の規模、そして来季はどこにユニホームを着ることになるのか目が離せない。
東スポWEB