髙橋 藍(サントリーサンバーズ大阪)「唯一無二の存在になりたい。バレーボールを夢のあるスポーツにしたい」
――サントリーサンバーズ大阪のファンクラブの会員数が昨季の10倍以上に増えたそうですね。自身の人気をどう感じていますか? 髙橋 素直にうれしいです。どういうキッカケであれ、注目してもらい、少しでもバレーボールに興味を持ってもらえたらうれしいです。 ――髙橋選手はバレーボールやスポーツの専門媒体に限らず、さまざまな媒体に出られています。その意図は? 髙橋 いまは日本のバレーボールを変えるチャンスですし、いろんな方にバレーボールの魅力を知ってもらい、バレーボール人気につなげていける大切な時期。どんな形であれ見てもらえれば、競技の魅力やいろんな選手がいることがわかってもらえるじゃないですか。 そのためには自分が前に出ることが必要だと理解していますし、それが日本代表でもある僕らの責任。いまは僕が一番取り上げられているかもしれませんが、それは最初だけですよ。 ――週プレの取材を受けてくれるか、不安もありました。 髙橋 最初は僕も『プレイボーイ』と聞いて、グラビアでもやらないといけないかと思いました(笑)。でも、バレーボールをいろんな層の人に見てもらうためには、さまざまなメディアに出ることは必要。すべては無理でも、できる限り対応したいと思っています。 ――熱烈な女性ファンが多いですが、日本に戻ってきて生活で苦労することはない? 髙橋 プライベートで出かけても、すぐに気づかれます。日本のファンの方は基本的に控えめで、人だかりができて大混乱みたいなことはあまりないですけど。でも、家族で温泉旅行に行った際にバレて、待ち伏せされて、しばらくつけ回されたことも(苦笑)。 ――変装などもする? 髙橋 一応します。マスクして、メガネをかけて、帽子をかぶって。でも、背も高いし、結局はバレます(笑)。 ――イタリア時代、取材で「日本に帰ったらまず何をしたい?」と聞かれたときに、「カラオケに行きたい」と答えていました。普通は「○○を食べたい」とか言いそうなものですが、なぜカラオケ? 髙橋 カラオケは気分転換やストレス解消になるので好きですね。プライベート空間で歌えるのもいいし。絶対歌うのはRADWIMPSさんの『前前前世』。あとは、最近は優里さんとかミセスさん(Mrs.GREEN APPLE)をよく歌います。 ■「いつかサッカーや野球のようになれば」 今夏のパリ五輪で男子バレーは52年ぶりのメダル獲得はもちろん、金メダルへの期待もあった。だが、フタを開けてみると4戦して1勝、7位に終わった。