mixi2も登場「2025年」SNS勢力図はどうなる? 生成AI「Grok」と共にスーパーアプリ目指す「X」
Xの代替アプリとしては、Twitter(現X)共同創業者のジャック・ドーシー氏が立ち上げた分散型SNS「Bluesky」も有力視されている。Blueskyのユーザー数も増加しており、2024年11月にはジェイ・グレイバーCEOがユーザー数2000万人突破を公表している。 現在のところThreadsが優勢と見えるが、Xの様子を見ているとヘビーユーザーはサブスクリプションに課金し、活発に利用している。おそらくXのヘビーユーザーは、今後もXにとどまり続けるのではないだろうか。一方、Xのライトユーザーは、複数のSNSを併用して様子を見ている。2025年はSNSの併用に疲れ、居場所を絞り始めるユーザーが増えそうだ。
■BeReal好調により若者マーケティングへの活用 通知が来たら2分以内に投稿する「BeReal.」は、2024年もZ世代から支持された。LINEリサーチが行った「若年層の流行に関する定点調査」(2024年9月期)で、「BeReal.」は総合1位となっている。 実は、2024年6月にフランスのBeReal社は、同じくフランスのゲーム会社Voodoo社に買収されている。CEOはVoodooのアイメリック・ロフェ氏に交代した。アイメリック・ロフェ氏は就任直後からBeRealの広告事業の開始を発表し、2024年7月には日本での広告事業を本格化している。
サイバーエージェントは2024年8月にNetflix初のオリジナル学園ドラマ「恋愛バトルロワイヤル」のプロモーションをBeRealで展開、BeRealの画面を模した広告を出稿し、認知拡大に成功した。若者に人気の俳優たちが高校生活を舞台にしたドラマを演じているため、BeRealのユーザー層にマッチしたと考えられる。 2024年2月には、公式アカウントの提供も開始している。DiorやUCLAなどが公式アカウントを開設、日本ではコムドットやまとさんや、通販サイト「Qoo10」が公式アカウントを運営している。