「N党立花氏は知らない、選挙中も関係していない」 斎藤氏、選挙のSNS有用性は実感
17日投開票の兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏は18日、報道陣の取材に応じ、交流サイト(SNS)を駆使した選挙戦について「草の根的にSNSでいろんな人が私の政策を整理して、動画配信したり拡散してくれたりしたことも、『斎藤県政』を理解してもらう上ですごく重要だった」と述べた。 【写真】ユーチューブで勝利宣言。ガッツポーズする斎藤氏 また、街頭演説などをSNSで告知すると、「都市部だけではなく地方部でやるときにも、朝『やる』と言えば集まってもらえる。情報伝達の利便性はすごく重要だなと思った」と語った。一方で「街頭活動などで考えや政策を伝え、県民と握手したり声を交わすという活動もすごく意識した」と強調した。 また、立候補しながら斎藤氏の支援に回った政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏らが、SNS上で死亡した元県民局長の情報を流したことについては「立花氏はもともと知らないし、選挙中も関係していない。彼の立場で主張したのだと思う」と述べるにとどめた。 告発文書問題をめぐっては3月、県西播磨県民局長だった男性が、斎藤氏のパワハラ疑惑などを挙げた告発文書を作り関係者らに配った。県は5月に男性を停職3カ月としたが、内部調査の中立性を疑う声が噴出し、県議会が調査特別委員会(百条委員会)を設置。男性は7月に証言予定だったが、同月7日に死亡した。