すべての人に輝いてもらいたい。写真家 レスリー・キーがLVMHジャパンとの写真展にかけた想いとは
レスリーさんは、現在アメリカに住むアジア人であり、LGBTQの一員でもある。それぞれの違いを尊重し合うことの大切さも、写真を通して長年発信してきた。彼のその熱い想いとLVMHの想いが共鳴し、今回の写真展が実現。LVMHジャパンは、4月19日から3日間開催された「東京レインボープライド2024」に協賛しており、LVMHのダイバーシティ&インクルージョンを紹介するブースを出展、さらにLVMHジャパンとグループブランドの社員と家族約250人にレスリーさんも加わってパレードに参加した。
そして、開催中の「SUPER LVMH ~ ART DE VIVRE」との連動。この特別なコラボレーションを実現することは、そう簡単ではなかっただろう。 「すごいことですよね。自分でも、ここまで大きな会社を説得できたのはパッションしかないと思います。でも僕にはもうひとつ、ビジョンもある。パッションとビジョン、このふたつがあれば無敵だって思っています。 ポートレートを撮影していると、人を観察することが必要になってくるんです。それと同時に僕は、常に社会も観察している。今、社会はどうなっていて、何が必要なんだろうかって。僕は、日本という国が好きで、写真が好きで、仲間が好きだから、すべてに輝いてもらいたいからこのプロジェクトを始めたんですよ」
その人らしさを生かし、永遠に残る一枚に
今回展示されている写真には、桐谷美玲さんや三吉彩花さん、水上恒司さんなど「GINGER」でもお馴染みの面々が、LVMHグループのブランドを纏う。展示されている写真一枚一枚にメッセージがあり、観る者を魅了する。 「みんな、僕が撮りたいと思った人たちばかり。この人にはこのブランドがいいんじゃないかなと、僕自身がマッチさせた例もありますよ。例えばウブロのモデルになってくれた水上恒司さん、すみれさんがそうですね。時計だから全身のカットではなくて、撮影はアップになるでしょう。ぐっと近づいて撮りたい、ふたりに関してはそう思ったからウブロに登場してもらいました。ふたりと僕はずいぶん昔から仲良しなので、近い距離感もいい感じに撮れると自信があったんです」