日銀・黒田総裁会見9月19日(全文2)前回会合より金融緩和に前向き
次回という時期を特定している理由は?
毎日新聞:毎日新聞の【オオクボ 00:35:33】と申します。6ポツの話なんですけれども、先ほど共同さんの質問でしたかね、前回、7月の会見に比べて金融緩和に前向きな姿勢を強めていると、今、先ほどおっしゃられましたんで、それはこの書きぶりを見れば分かるんですが、後段の部分で次回の金融政策決定会合でというふうに、次回というところで特定されています。 これは金融市場では、じゃあ次回会合で金融政策の変更があるのではないかという、そういうメッセージにもなると思うんですけれども、この次回という時期を特定されている理由についてお願いできますか。 黒田:これは年に8回、金融政策決定会合やってますし、先ほど申し上げたように海外経済の下振れリスクが高まっておりますし、足元で物価安定目標に向けたモメンタムが失われているっていうことではないんですけれども、失われる恐れについてより注意深く見ていく必要があるということでそういうことを申し上げてるわけでして、あくまでも世界経済の減速が続いてるっていう状況、そしてそれが物価安定目標に向けたモメンタムを損なう恐れがあるのではないかという懸念が前回よりも高まっているのでこういうふうに言っているわけでして、当然そこから出てくるのは次回の決定会合ではその辺りを十分注視して検討しますと、こういうふうに申し上げているわけで、別になんか特別なことを申し上げているのではなくて、あくまでもこういうふうに世界経済の減速が続いている中で、リスクが従来より高まっているということから、次回の決定会合ではより注意深く検討する必要があるということを申し上げているわけです。 【書き起こし】日銀・黒田総裁会見9月19日 全文3へ続く