確保に苦労する消防団に自ら志願 21歳大学生と28歳ベトナム人が入団 貴重な新戦力と期待「家族と周りの人を守る」「地域に貢献したい」
長野放送
頼もしい若手です。長野県茅野市消防団が21歳の男子大学生と28歳のベトナム人男性の2人を新たな団員に任命しました。2人とも自ら志願していて、団員の確保に苦労する消防団も貴重な新戦力と期待しています。 真新しい制服を身に着け緊張した面持ちの2人の男性。 任命式: 「団員に任命します」 茅野市消防団に新たに加わった諏訪東京理科大学3年の白石陽祐さん(21)と、ベトナム国籍で市内の企業で働くチャン・ヴァン・ルァンさん(28)です。 2人とも消防団での活動を自ら志願し、このほど任命されました。大学生と外国籍の団員は市消防団では初めてです。 消防団に入団した・白石陽祐さん: 「消防士に憧れていて入団しました。地域に貢献できるよう全力で頑張りたい」 消防団に入団した・チャン・ヴァン・ルァンさん: 「家族と周りの人を守るために(入団した)。制服はかっこいいと思うし、もっと頑張りたい気持ちがある」 少子化などの影響で年々、団員確保が難しくなる中、消防団は貴重な新戦力として期待しています。 茅野市消防団本部機関班・長嶺剛 機関長: 「どんどん前に進んで、自ら手を出して活動していただければ。同じ気持ちを持った方がもっと増えてくれれば、消防団も充実した活動ができる」 2人は今後、消防機材の取り扱いを覚えるための訓練などを重ねていくということです。
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