トランプ政権のCFTC委員長は、暗号資産支持派の2人の女性が候補に
フォックス・ビジネス(Fox Business)の報道によると、暗号資産(仮想通貨)に理解のある2人の女性がアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)のトップに就任する可能性が検討されている。 それによると、ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領は、ペリアンヌ・ボーリング(Perianne Boring)氏またはキャロライン・ファム氏(Caroline Pham)をCFTCのトップに任命することを検討しているという。トランプ政権下では、CFTCが暗号資産の規制当局となる可能性がある。 デジタル商工会議所(Chamber of Digital Commerce)の創設者兼CEOのボーリング氏は最近、ビットコインマイニング業界に関して、「規制が行き過ぎている」として強固な擁護者となっている。彼女は最近のCoinDeskへの寄稿で、エネルギー省のデータ収集プロセスを批判し、同省が「緊急」対策を装ってビットコインマイナーを標的にしていると非難した。また、彼女は証券取引委員会(SEC)が多数の暗号資産を証券として定義しようとしていることを「裏口による規制」と非難している。 SMSで送られたCoinDeskのコメント依頼に、ボーリング氏は回答しなかった。 トランプ次期大統領の有力候補のもう一人であるファム氏は、すでに共和党が任命した委員としてCFTCに在籍しており、同委員会のグローバル市場諮問委員会のリーダーも務めている。 2023年には、ファム氏は暗号資産市場とトークン化を規制するための「期限付き」パイロットプログラムを提案し、イノベーションとリスク管理に対応するための原則に基づく枠組みの確立を目指した。 彼女はより国際的な規制協力の必要性を訴え、SECとCFTCが円卓会議を行うことで規制の明確性を高めることを提案している。 CFTCのトップにふさわしい人物として、サマー・マースンジャー(Summer Mersinger)氏の名前も浮上している。これはロイターが11月中旬に報じたものだ。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:CoinDesk|原文:Trump Considers Pro-Crypto Perianne Boring, Caroline Pham as Possible CFTC Chairs
CoinDesk Japan 編集部