南北統一巡る国際連携模索 ソウルで「グローバル対話」
【ソウル聯合ニュース】米大統領選でのトランプ氏の勝利や北朝鮮のロシア派兵などで国際情勢が揺れる中、自由民主主義に基づく韓国と北朝鮮の統一に向けた国際連携を模索する国際会議「グローバル統一対話」が12日、ソウルで開かれた。 会議は南北統一政策に関する大統領諮問機関・民主平和統一諮問会議と国家基幹ニュース通信社・聯合ニュースが共催した。 民主平和統一諮問会議の金寛容(キム・グァンヨン)首席副議長は開会式で、「北が扉を閉じている現状では韓国と国際社会の協力がいつにも増して求められている」と強調。聯合ニュースの黄大一(ファン・デイル)社長は「朝鮮半島内外の情勢が刻々と変わり、国民、とりわけ若者の統一に対する認識が相当変化したことも考慮し、新たな統一韓国の青写真も描かなければならない」と述べた。北朝鮮の元駐英公使で、民主平和統一諮問会議の事務処長を務める太永浩(テ・ヨンホ)氏は「北は核とミサイルを高度化し、通常型武力をウクライナにまで活用している」とし、「このような状況で朝鮮半島の統一問題は世界の平和と安定に直結する問題に発展した」と指摘した。 会議では申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長が基調演説し、北朝鮮の人権問題や尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が8月に発表した自由・平和・繁栄に基づき南北統一を目指す構想「統一ドクトリン」と国際協力などをテーマにしたセッションが行われる。
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