マカオLRTタイパ線と横琴線の乗換駅の接続通路が完成
このほどマカオ政府公共建設局(DSOP)は2023年新交通システム「マカオLRT」のタイパ線と横琴線の乗換駅の接続通路が(2024年)7月に完成し、暫定引き渡しを受けたと発表。 マカオLRTの横琴線はマカオ・コタイ地区にある既存のタイパ線「蓮花駅」のすぐ横に設置する高架の「HE1(仮称)」駅と横琴口岸マカオ側イミグレーション施設の地下に設置する「HE2(仮称)」駅の間、約2.2キロメートルを約3分で結ぶ新線。同線ではすでに今年3月から試運転をスタートしており、政府は開業目標時期を年内(2024年)としている。
なお、HE1駅を含む区画では複合ビルの建設が進められる予定で、駅部分が先行開業することになる。 目下、マカオLRTでは、横琴線以外にも新線の工事が同時並行で進められている。タイパ島北東部にあるマカオ国際空港からマカオ半島東部沖に造成中の埋立地を経由してマカオ半島北端にある關閘を結ぶ全線地下、全長約9キロの新線「東線」が昨年8月に着工したばかりで、2028年完成予定。また、蓮花口岸駅付近から分岐する石排灣支線(2駅、約1.6キロ)は試運転段階にあり、年内開業予定とアナウンスされている。