【パリオリンピック バドミントン】「予選リーグ敗退も頭をよぎったけど、いいプレーをして終わろうと思ったのがいい方向につながった」(山口茜)
現地時間7月31日に行なわれているパリオリンピック・バドミントン競技(ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)5日目の午前のセッションでは、各種目の予選リーグを実施。山口茜が予選リーグ2試合目に勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。試合後のコメントを紹介する。 【パリ五輪2024】女子シングルス 予選リーグ・組み合わせ 山口茜 予選リーグ(グループC)2試合目結果:ミシェル・リー(カナダ)に2-1で勝利 負けてもおかしくない試合だったので、勝ててよかったなという気持ちです。自分なりに一生懸命動いているつもりでも、相手のネット前のショットもよくて、ロブを上げても上からのショットもいいので、なかなか打開策が見つからない状況だったんですけど、開き直ってどんどん突っ込んでいくような気持でやったら、自然とスピードも上がって、ネット前も先手を取れるような展開をつくれました。その感覚をつかめて、ファイナルゲームも特に後半のエンドは同じような感覚でやれました。どうしてその感覚をつかめたのはわかりませんが、それをゲーム中に感じられて、ラリーにつなげていけたので、よかったかなと思います。 「今回はグループリーグ敗退なんだ…」と頭を過ることもありましたが、応援もたくさんありましたし、両親もせっかく見に来てくれて、このプレーで終わるのは…というところで、勝ち負けよりもいいプレーをして終わろうと思ったのが、いい方向につながったのかなと思います。 決勝トーナメントはもう向かっていくだけだと思うので、今日は特に第1ゲームはミスを恐れてラケットを振り切れない場面があったんですけど、そういうのがないように思い切ってやっていけたらと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部 写真/Getty Images