「途中出場で試合の流れを変えた」 久保建英、2025年初戦は交代出場からの好パフォーマンスで現地メディア賛辞!「相手は勝ち目がないことを悟った」
現地時間1月5日に行なわれたコパ・デル・レイ(国王杯)3回戦で、レアル・ソシエダは3部のポンフェラディーナを2-0で下し、16強入りを果たしている。 【動画】ポンフェラディーナ対ソシエダ コパ・デル・レイ3回戦ハイライト 敵地に乗り込んでの一戦、前半はゴールを奪えなかったものの、54分にエースでキャプテンのミケル・オジャルサバルがこぼれ球を詰めて先制したソシエダは、69分にはオジャルサバルのラストパスで抜け出したブライス・メンデスがニアポストを撃ち抜いて追加点を奪った。 この2025年の最初の試合のキックオフを、久保建英はベンチで迎えたが、後半開始からオリ・オスカルソンとの交代でピッチに登場し、ボールタッチ23回、シュート1回、パス15回(成功12回)、ドリブル4回(成功1回)、デュエル5回(勝利2回)というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。 ボールを持った際には相手にとって脅威になった背番号14は、一方で後半アディショナルタイムには惜しいシュートを放つも決められず、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「ラ・レアルの素晴らしいカウンター攻撃は、日本人選手のシュートで締めくくられたが、わずかに外れた」と伝えた。 一方、『as』紙は逸機の場面については「(同時に交代出場した)ルカ・スチッチと攻撃を展開し、2対2の場面でシュートを放つも、クロスバーをかすめる」と記述。こちらは彼の良いプレーにも言及し、「日本人選手がボールを持ち運び、ラ・レアルの攻撃が形になり始めた」「久保が次々に相手に仕掛け、ポンフェラディーナ守備陣を揺るがした」と記述。86分のプレーでは「ほとんど負けと思われた空中戦で巧みにスローインを獲得」と報じ、これを「石油を掘り当てた」と表現している。 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、個別評価の記事で久保のプレーを「アクティブ」と総括し、「45分間にわたる活躍。相手守備陣に不安を与え、結果、彼らのミスを何度も誘発した。最後のカウンターではリードを3点とするチャンスを掴んだが、シュートにカーブをかけすぎてしまった」と、ポジティブに評した。 ソシエダの地元バスクのメディアでは、日刊紙『noticias de Gipuzkoa』が「イマノル・アルグアシル監督がハーフタイム明けにスシッチと久保を投入すると、この日本人選手が試合を一変させた。彼のプレーによって、ポンフェラディーナは大きく後退を強いられ、守備に徹せざるを得なくなったのだ。彼らは、目の前にいる相手がソシエダのAチームなのだということを徐々に気づかされていった」と、久保の影響力の大きさを強調している。 また、個別評価の記事では10点満点の採点で及第点の「6」を与え、寸評では「途中出場で試合の流れを変えた。ラ・レアルは彼のサイドを中心に攻撃を展開し、ポンフェラディーナはほとんど勝ち目がないことを悟った。試合終盤にはゴールを決めるチャンスを逃している」と、日本代表アタッカーの効果的なプレーを振り返った。 そしてサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「後半から出場し、序盤は敵陣ゴール前でポンフェラディーナのバランスを崩すプレーを見せたが、徐々に勢いを失っていった。試合終盤に絶好のチャンスがあったが、シュートを枠外に外した」と厳しめな記述で、採点も「5」止まりとなっている。 構成●THE DIGEST編集部
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