あなたの「ヨボヨボになりやすい」度を判定! 医者にヨボヨボにされやすいのはこんな人!
私たちは健康でいたいからと、健康診断を受けます。結果、血圧やコレステロールが基準値を超えていたりして、そろそろ薬をと医者から言われます。年齢がいくと健診を受けるたび飲む薬が増えていき、5種類以上になることも。すると高齢者は「転倒」などの割合が一気に上がるだけでなく、「もの忘れ」「うつ」「せん妄」(意識が混乱した状態。)「食欲低下」など副作用が起きやすく、薬がヨボヨボの引き金になります。 【前編】健康診断前に知っておきたい大事なコト 残りの人生を楽しんで生きる高齢者が一人でも多くなってほしい、という目的で書かれたのが『医者にヨボヨボにされない47の心得 医療に賢くかかり、死ぬまで元気に生きる方法』です。 今回はそこから、自己診断「医者にヨボヨボにされやすいのはこんな人」より、優等生患者が注意しなくてはいけないことを解説します。 前編<長生きも大事だが「ヨボヨボ」になりたくない人必見! 健康診断前に知っておきたい大事なコト>
医者にヨボヨボにされやすいのはこんな人
90歳を超え、100歳前後まで生きる人が多くなった長生きの時代。高齢者の健康に影響を与えるものには、食事、運動、生きがいなどさまざまなものがありますが、医療とのかかわり方というのも重要なポイントです。特に、60代以上はどんな医者にかかり、どの程度、医療の介入を許すかといったことによって、人生の後半戦のクオリティー・オブ・ライフ(QOL、生活の質)が大きく変わってくるからです。 そこで、みなさんにやってもらいたいチェックリストがあります。 □毎年、健康診断(以下、健診)をまじめに受けている □検査データが基準値になれば病気を予防できると思っている □コレステロール値を上げないように、食事に気をつけている □高血圧にならないように、塩分を控えている □血糖値に気を使い、糖質を控えたり、糖質オフの食品を選んだりするようにしている □肥満にならないように、食事制限をしている □70歳をすぎたら、なおさらがん検診を受けたい □医者の言うことに、素直に従うほうだ □風邪などの軽い不調でも、医者にかかっている □薬を5種類以上飲んでいる 該当する項目が多ければ多いほど、医療とよくかかわっている人です。病院やクリニックに行くことに抵抗感がなく、医者の言うことに従い、“健康に配慮した生活”を送っていることが想像できます。しかし、こうした優等生患者ほど、医者にヨボヨボにされてしまう可能性が高い、と言ったら驚くでしょうか。