佐野市金子市長が出馬表明 市議会12月定例会質問初日
とちぎテレビ
佐野市の金子裕市長は11日開かれた市議会の本会議で任期満了に伴って来年4月に行われる佐野市長選挙に再選に向けて立候補する考えを正式に表明しました。 11日開かれた佐野市議会12月定例会の質問戦の初日で、金子市長は山菅直己議員から「来年度の市の行政経営方針を策定するにあたり、どう考えるか」と問われました。 金子市長は東日本台風からの復興や新型コロナウイルスの対応を重点課題として取り組んできたと述べました。 1期目の実績としては認可外保育施設に通う第2子以降の保育料の無料化や全国で初となる資格試験の補助制度の創設などを挙げました。 そのうえで「気力、体力とも充実しており再度、2期目の市政運営に全身全霊を尽くす覚悟」だと立候補への意気込みをあらわにしました。 金子市長は、佐野市議会議員や県議会議員を経て、前回2021年の市長選挙で当時の現職らを破って四つ巴の激戦を制し初当選しました。 佐野市長選挙は来年4月6日に告示され、13日に投開票されます。 11日は合わせて5人が登壇し、いわゆる「103万円の壁」の問題で、所得税の基礎控除などを178万円に引き上げた場合、佐野市としては市民税などでおよそ20億円の減収となる見通しであることが報告されました。 また、佐野市のふるさと納税は年々増加していて昨年度は総額でこれまでで最も多い22億4千200万円あまりとなりました。 これまで全体の8割強を占めていた人気の返礼品、ボックスティッシュは昨年度は91.8%と9割を超え「予想以上の人気」だと言います。 佐野市では今後、クラウドファンディング型など新たな手法も含めて検討していく方針です。
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