元SKE48うめまど快挙! XCRスプリントカップ・ラリー北海道、やった~2連覇!!【梅本まどかのラリー日記011】
モータースポーツ好きな元SKE48のアイドル、うめまど/梅ちゃんこと梅本まどかさんのラリー日記。2024年はモリゾウチャレンジカップの他、クスコレーシングより「XCRスプリントカップ」へ参戦。今回はラリー北海道(通称:ラリホ)でのレポートを紹介する。 REPORT:梅本まどか(Madoka UMEMOTO)XCRスプリントカップ・ラリー北海道、優勝できました♪ 梅本まどかラリー日記の詳しい記事を見る 9月6日~8日に北海道の帯広を中心に行われた「全日本ラリー選手権 第7戦 RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)」と併催だった「XCR スプリントカップ 第4戦」に、7月のラリーカムイに続き、今回もCUSCO Racing(クスコレーシング)から番場彬選手(ばんば あきら)のコ・ドライバーとして参戦させて頂きました!! ラリー北海道(以下、ラリホ)に憧れがあったので今回参戦できただけでも嬉しかったのですが、優勝することもでき、ホントにホントに嬉しかったです♪ 【2024年全日本ラリー選手権第7戦–RALLY HOKKAIDO XC-2クラス リザルト】 (順位/ドライバー/コ・ドライバー/車名) 1 番場 彬/梅本まどか CUSCO YHジオランダー HILUX 2 寺川和紘/石川美代子 TOYOTIRES MAZDA CX-5 3 Mana Pornsiricherd/Kittisak Klinchan トヨタハイラックスファストフォワード 4 竹岡 圭/山田政樹 圭rp×TOYOTIRE×三菱トライトン 5 浅井明幸/笠井開生 TOYO帯広三菱エクリプスクロスPHEV 6 羽根田 琴/藤田めぐみ CUSCO TOYOTIRE HILUX 7 長谷川智秀/厚地保幸 ハセプロトーヨータイヤGNアウトランダー - 川畑真人/中谷 篤 FLEX翔 TOYOTIRESトライトン - 橘礼 太/渡邊雄矢 ジオランダーBR匠SF HILUX ラリホは「ラリーカムイとは道の雰囲気が全然違うよ」と聞いていたのですが、実際にカムイ→ラリホと経験するとその違いに驚きました。 北海道という同じ道内ではありますが、ラリホはアップ・ダウンも激しく、また直線も長いのでスピード域が高い事が1番印象に残っています。 SS(スペシャルステージ)は全部で5本あったのですが、全部印象が違い、今回もSSごとの学びがそれぞにあり、とても面白かったです。 いつもと違うラリーウィークスケジュール 今回、道の印象もですが、初めてのウィークの過ごし方にラリー北海道ならでの感覚がありました。 全日本ラリー選手権で多いスケジュールは、木曜日に現地に入り、金曜日にレッキ(事前下見)、土・日曜日と走ります。でも、今回は水曜日に受け付けをし、木曜日にレッキと、いつもより1日早かったのです。 金曜日は朝からJAF安全講習会、夕方からはラリーショーやセレモニアルスタートが行なわれたのですが、凄く賑わっていて、「これが昔ラリージャパンをやっていた場所なんだ…」と、いろんな取り組みの端々にそういったものを感じました。 小学校へ訪問、約10年前のラリージャパンを学ぶ また、去年から番場選手が行きたいとお話していた小学校への訪問に、今年はXCRスプリントカップの車両も参加させていただけることになり、私も番場選手と一緒に行かせて頂きました。これは全員ではなく少数の選手のみの参加でしたが、JN-1クラスで戦うドライバーさんばかり。そんな皆さんと一緒に北栄小学校の4年生の子どもたち、そして先生といろいろお話できて楽しかったです。 私は近年行われている愛知/岐阜でのWRCラリージャパンはいろいろな取り組みに参加させて頂いたり、参戦もさせて頂いています。でも、北海道でラリージャパンが行なわれていた頃はまだラリーという競技を知りませんでした。 今回、小学校訪問で聞いたお話しの中で、「北海道で行なわれていたラリージャパン」のお話しを学生のみんなと一緒に知る事ができ、とても貴重な時間となりました。 木曜日に行なわれたウェルカムパーティーでは、チームや他の選手、チームの方々と交流できる場面があったり、金曜日のラリーショーではお客さんとお話したり、サインを書いたり。 全日本ラリーの中でもこういった時間がとられているのはラリホのみ。 スケジュールを見た時はどんなことをするのだろう?と疑問に思っていましたが、こういった部分もラリージャパンが行なわれていた場所だからできることなんだなと、お客さんの多さと盛り上がりから凄く伝わりました。 カムイは超ウェット、ラリホはドライコンディション! 正直、カムイの時は雨が降り、完全にウェットコンディションで外に出るにも中々大変な状況でしたが、今回は土曜日が曇り、日曜日は晴れの完全にドライコンディション。この2戦で両方経験できた事も大きかったなと思います。 カムイの時はウェットだったので車速はそこまで伸びる事がなく、滑るのを感じとれたりウェットならではの学びが多かったのですが、今回はドライコンディションだった事に加えてハイスピードセクションが多く、車速も上がり、それに加えてアップ・ダウンも激しいので、顔を上げないと前が見えなくなってしまったり、速度の変わり方によるペースノートの読み方など難しかったポイントではありますが、いろんな挑戦ができて凄く楽しかったです。 そんな楽しいラリホも完走したから楽しかったと言えますが、1日目は17台のリタイア。2日目も最終SSは火災も起き、キャンセルなどがあり、波乱の内容となっていました。 ホントに完走できてよかったです。 晴れたことで前後の選手ともリエゾン(移動区間)中にお話する機会もあったのですが、XCRスプリントカップは2022年から出来たまだ新しいクラス。去年よりも参加台数が増え、今回はAXCRアジアクロスカントリー2024のタイラウンドで優勝したマナ・ポーンシリチャード選手も参戦し、更に賑わっていました! 番場選手はシリーズチャンプ獲得かどうか?の大切な一戦…勝ててヨカッタ~ 実は前回のラリーカムイの優勝で、番場選手のXCRスプリントカップの年間チャンピオンへの道が開けたので、今回も優勝しなければ…というプレッシャーを少し感じながら北海道に向かっていました。私はこの2戦のみしかXCRスプリントカップに参戦しないのですが、番場選手はシリーズチャンピオン3連覇をかけた戦いをしています。 XCRスプリントカップ北海道は全6戦あるのですが、番場選手は4戦のみの参戦。 そう、1つも落とすことができないのです。 番場選手のテクニックがあれば大丈夫!と思う反面、いつも「ボクはノートがないと走れないからね」と言っていた言葉から程よい緊張感をもらっていました。 無事、その役割を果たす事ができ、また2戦だけですが、一緒にペアを組ませて頂けてとても光栄でした。 XCRスプリントカップ北海道、次は9月21~22日に行われるRALLY EAST-IBURI 2024。 私は参戦はしませんが、チームの仲間として応援していきたいと思います。 次戦は久しぶりのモリゾウチャレンジカップ 全日本ラリー選手権最終戦となる「ラリーハイランドマスターズ(10月18~19日/岐阜県)」です。 そして、2024年の締めくくりとなる「FIA 世界ラリー選手権 第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン(11月21~24日/愛知・岐阜)」へと続きます。 応援、よろしくお願いいたします♪ 【梅本まどかのラリー活動2024年間スケジュール】 (カテゴリー・格式/大会名称/日程/場所) JAF 全日本ラリー選手権 第1戦 Rally三河湾 3月1~3日/愛知県(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第2戦 ツール・ド・九州 in 唐津/4月12~14日/佐賀県(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第3戦 久万高原ラリー 4月26~28日/愛媛県(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO/5月10~12日/京都府(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第5戦 MONTRE/6月7~9日/群馬県(※終了) XCRスプリントカップ北海道 第3戦 ARKラリー・カムイ(全日本ラリー併催)/7月5~7日/北海道(※終了) XCRスプリントカップ北海道 第4戦 RALLY HOKKAIDO(全日本ラリー併催)/9月6~7日/北海道(※終了) JAF 全日本ラリー選手権 第8戦 ラリーハイランドマスターズ/10月18~19日/岐阜県 FIA 世界ラリー選手権 第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2024/11月21~24日/愛知・岐阜
梅本 まどか
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