地区シリーズ第5戦に先発するパドレスのダルビッシュ有（MLB Advanced Media）

　ドジャース撃破を目指すパドレスの命運はダルビッシュ有に託されることになった。日本時間10月12日に敵地ドジャー・スタジアムで行われる地区シリーズ第5戦、マイク・シルト監督は38歳のベテラン右腕に先発のマウンドを任せることを決めた。地区シリーズ第2戦で7回3安打1失点の快投を見せたダルビッシュに対し、パドレスの選手たちは全幅の信頼を寄せており、主砲マニー・マチャドは「俺たちは（第5戦の）マウンドに立つ適任者がいる。俺たちはみんな、彼に全幅の信頼を寄せているんだ」と語っている。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 　ダルビッシュへの信頼を口にするのはマチャドだけではない。正遊撃手ザンダー・ボガーツは「彼こそが第5戦の先発に相応しい男だ」とコメント。「彼はベテランで、非常に経験豊富な選手だ。日本でたくさんのプレー経験があるし、ここ（アメリカ）でもたくさんプレーしている。これまでに多くの成功を収めてきた選手だし、キャリアの最初からずっといいピッチングをしている。試合序盤に得点して、彼を少しでも楽にしてあげることができたらいいね」と語った。 　ポストシーズンで打撃好調の正右翼手フェルナンド・タティスJr.も「俺は彼を絶対的に信頼している」という。「彼はすでに実力を証明していると思う。野球人生の18年間、投手として実力を証明してきた。俺は彼を全面的に信頼してプレーしているし、彼を援護する準備はできているよ」と頼もしいコメントを残した。 　シルト監督は「彼は素晴らしい活躍を続けている。彼は日米通算203勝の実績を持ち、長いあいだ、多くの大舞台で登板してきた。今度の大舞台でも彼が投げる。国際大会も経験しているし、直近の登板でもあの球場で素晴らしいピッチングを見せてくれた」とコメント。「彼はこの世代でも屈指の投手の1人だ。だから、私は彼に対して大きな自信を持っているんだよ」とダルビッシュへの信頼を口にした。 　チームメイト、そしてシルト監督からも全幅の信頼を寄せられているダルビッシュ。第2戦での快投を再現し、チームをリーグ優勝決定シリーズに導くことができるか注目だ。