【スージー鈴木コラム】球界再編問題以降、球界を救ったのは『中継革命』だった
BS・CS・ネットにおけるパ・リーグ中継がなかったら、日本球界は今ごろどうなっていたのだろう
【スージー鈴木の球さわぎの腰つき】 ちょうど20年前の今日(発売日)と明日=2004年の9月18日・19日は、日本プロ野球初のストライキが行われた日だった。 心ある野球ファンは、20年前の球界再編問題のとき、最終的に2リーグ制が堅持されたこと、逆に近鉄球団が失われたことに思いを馳せて、ささやかに乾杯、そして献杯をしてもいいのではないか。 山室寛之『2004年のプロ野球球界再編20年目の真実』(新潮社)という本を読んだ。あのとき球界上層部で何が起きていたか、我々が知り得ていたのは、ごく一部だったということを思い知らされる一冊だ。 痛感するのは、地上波の巨人戦中継(からの放映権収入)が、いかに大きい存在だったかということ。 ゴールデンタイムに生中継される東京ドームの巨人戦が、まだまだ視聴率を稼いでいた時代。だからこそセ・リーグ球団は・・・
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週刊ベースボール