友人が中古の洗濯機を「3万円」で購入…いくら安くても故障のリスクが高いなら、新品を購入した方がよいのでは?
家電の購入費用をおさえたい人にとって、中古家電の価格は魅力的に映ることもあるでしょう。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説 とくに、洗濯機のような大型家電は、新品を購入すると大きな出費になるため、中古品を検討したことがある人もいるかもしれません。 今回は、中古洗濯機の購入は本当に賢明な選択なのか、考えられるメリットおよびデメリットについて解説します。
中古洗濯機のメリットとデメリット
中古の洗濯機のもっとも大きなメリットは価格です。新品の洗濯機と比べると、中古品は大幅に安く手に入れられるでしょう。 新品の洗濯機の価格は機能やメーカーにより異なりますが、洗濯容量が10キログラムのドラム式洗濯乾燥機の場合、安くても10万円前後、高いものは20万円以上が中心です。3万円という価格は、洗濯機の価格としてはかなり安いといえるでしょう。 しかし、中古品には避けられないデメリットもあります。中でも、もっとも懸念されるのは故障のリスクです。使用年数が長くなればなるほど機械の部品は劣化し、故障の可能性が高まります。 とくに、洗濯機は毎日使用することが多い家電であり、故障した場合の不便さは計り知れません。
中古洗濯機の故障リスク
洗濯機は機械である以上、使用とともに故障のリスクが高くなっていきます。洗濯機が故障した場合、一般的には以下のような症状が出ます。 ・水をためられない、給水できない ・操作できない ・洗濯できない ・異音がする ・水漏れする ・排水、脱水できない 洗濯機が故障した場合、修理費用が高額になることも少なくないようです。場合によっては、修理費用が中古品の購入価格を上回ってしまう可能性もあるでしょう。
洗濯機のリサイクル費用
洗濯機は「家電リサイクル法」の対象品目です。中古の洗濯機を購入して、すぐに故障した場合、粗大ごみとしては出せず、リサイクル料金と収集運搬料を負担して処分することになるでしょう。 リサイクル料金は洗濯機の種類や大きさによって異なりますが、一般財団法人 家電製品協会によると、「洗濯機・衣類乾燥機」のリサイクル料金は2530円ほどのようです。 ただし、品目とメーカー名によってもリサイクル料金が異なるとされているので注意が必要です。収集運搬料金は、新たに購入する店舗に処分を依頼する場合、無料または割引になることがあり、自治体が指定する回収業者に依頼する場合は3000円~5000円程度かかることもあるようです。