【ジブリパーク】に新エリア「魔女の谷」がオープン! 魔女をテーマにしたヨーロッパ風の町並みや世界観を堪能
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内にあるジブリパークに、2024年3月16日(土)、新エリア「魔女の谷」がオープンする。これはジブリパークの第2期整備エリアのうち、昨年11月にオープンした「もののけの里」に続くものとなる。構想発表から2017年の構想発表から7年を経て遂に5エリアオープンとなった。 【写真】「魔女の谷」やオリジナルグッズ、レストランの写真を見る
【food】『魔女の宅急便』に登場する「グーチョキパン屋」
ジブリパークの制作を指揮する宮崎吾朗監督はこの新エリアについて、「『魔女の谷』は森に囲まれているので、周りの世界とは切り離されたような独自の空間を生み出せると思いました。ジブリ作品は日本を舞台にした和風な作品もあれば、ヨーロッパをほうふつとさせるようなファンタジックなものも多いんですよね。そこで、魔女をテーマにした洋風な世界観を作ってみました」とコメント。オープンに合わせて発表されたポスターヴィジュアルも監督自身がデザインしている。 「グーチョキパン屋」は『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らしたパン屋。ヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式の2階建てで、1階のパン屋では実際にパンを購入することもできる。愛知の名物であるういろうとみそあんをパンと組み合わせた「パンういろう」¥480、同じく愛知名物の西尾抹茶×ういろうの「ういろうカヌレ」¥600、見た目はカレーパンのジブリパーク名物(!?)「ナポリタン」¥480ほか、地元にちなんだ数多くのパンがずらりと並ぶ様子は圧巻だ。ここにしかないパンだけに、お土産にしても喜ばれる。さらに、この建物にはキキやジジが寝泊まりした屋根裏部屋も。裏庭にも足をのばしてみて。お天気の日には何かがあるかも……。
『魔女の宅急便』の「オキノ邸」
『魔女の宅急便』の主人公キキが魔女の修行に旅立つ前まで過ごした2階建ての家「オキノ邸」も、作品世界が丁寧に表現されている建物。ここにはショップ機能はなく、「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」を持っている人だけが内部を観覧できる。入口前には「魔女にご用の方はベルを鳴らして下さい コキリー」という看板と、ベルを鳴らすひもが。前の庭には四季の草花が植えられているほか、家の隣には水色の車庫も。1階にはキキの母コキリが薬を作っている魔女の店や、客間や居間、台所があり、2階にはキキの部屋や、魔女を研究している父オキノの書斎がある。 本棚やデスク、クローゼットも忠実に再現されたキキの部屋のベッドには、旅の支度をしたバッグが置かれていて、まるでさっきまでキキがそこにいたかのよう。もちろん、部屋のどこかにはトレードマークの真っ赤なリボンカチューシャも! 見つけたときの感動はひとしおのはず。また、父から貰った大事なラジオから流れる音や内容にも耳を澄ませてみて。 一方、オキノの書斎には、魔女に出会った場所をマッピングした地図や、英語でかかれた「魔女は特別であるが、特別でない」という言葉が額装して飾ってあるのに注目。書斎にあるほうきの数はざっと30本以上で、所狭しと置かれていて、さまざまなタイプを所持。小物や資料などからも、長く熱心に研究しているのがわかる。