白鳥大珠が1RKO勝ちでトーナメント出場を確定。リングサイドの原口健飛に「日本人が盛り上げないとだめでしょう」と呼びかけ【RISE】
RISEのビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」(9月8日、神奈川・横浜BUNTAI)で今年12月に開催が予定されている「GLORY×RISE世界トーナメント」の査定マッチとなるスーパーライト級(-65kg)の試合が3試合行われた。 すでにトーナメント出場が内定している白鳥大珠(TEAM TEPPEN)はファーパヤップ・GRABS(タイ/GRABS)と対戦し、1RでKO勝ちを収め、トーナメント出場を決定づけた。 1R、ともにサウスポーの構え。ローで様子を見ながら白鳥がワンツー。ファーパヤップは距離を詰めて左フック。白鳥も左ストレートを返す。白鳥は圧をかけて前に出ると左ストレートから右ヒザをボディーにグサリ。これでダウンしたファーパヤップは立ち上がることができず、白鳥が完璧な勝利を収めた。
白鳥は試合後のマイクで「一つ先に言いたいことがあって。格闘技界は暗い話題というかよくないニュースがずっとSNS上でも話題になっていて、そればっかりに注目がいっているような気がしていて。今日のように素晴らしい試合がたくさんあって、RISEって最高の舞台なんだということをもっとSNS上でも話題になるように広めたくて、そういう悪い流れを断ち切るような試合を見せたいと思って今日は挑みました」と前日の会見に続き、よくない話題が先行している昨今の格闘技界の現状を憂う発言。 そして「取りあえず12月の世界トーナメントに内定しているということなんですが。世界最高峰のトーナメント、やっぱりさ、日本人が盛り上げないとだめでしょう。ね、原口選手」とリングサイドで試合を観戦していた原口健飛に呼びかけ「俺は負けてからずっと追いかけ続けているけど、やっぱり俺たち日本人でトーナメントを盛り上げて、幕張という会場を満員にしたいと思っているので。皆さん、その世界最高峰のトーナメントにぜひ来てください。僕も12月までに必ず強くなってきます」と続けた。このスピーチには原口も拍手を贈った。
またRISEウェルター級王者・中野椋太(誠至会)はイ・ソンヒョン(韓国/RAON)と対戦し、0-3の判定で敗れた。ジャッジ3者とも29-30の接戦だった。 試合は2Rまで互角の攻防を展開も3Rにソンヒョンがパワーで押し切った。 前日会見では「(白鳥は)ソンヒョンにも負けているし、ベルトも持っていないしという感じなんで」と白鳥に内定が出ていることに疑問を呈していた中野だったが、一度勝っているソンヒョンにリベンジを許したうえでの無念の敗戦となった。 伊藤隆代表は試合後の会見でソンヒョンのトーナメント出場を当確とした。