サザンにたかじん……駅の「発車メロディー」どう決まる?
この“ブーム”に乗って、発車メロディーの関連商品も販売されている。鉄道車両メーカー・日本車輌製造の鉄道グッズ部門・日車夢工房では、発車メロディーの目覚まし時計を販売している。世の中が発車メロディーに関心を持つようになり、2006年に目覚まし時計を発売したのが始まり。現在では、山手線2種類、京浜東北線1種類の目覚まし時計を取り扱っている。過去には中央特快の目覚まし時計もあったが売り切れた。「山手線の目覚まし時計主体で売れており、人気は高い」という。同社では「『アド街ック天国』などで取り上げられて反響も大きかった」と話す。 「その駅から乗っている、その駅に降りている」。そんな印象を持つ発車メロディーが、各駅に増えている。今後も、趣向を凝らした発車メロディーを各社が導入することで、多くの人々が鉄道に親しみを感じてくだろう。 (ライター・小林拓矢)