補欠の東京五輪から3年間を経て初代表に 太田りゆが感謝とともに綴る「夢の大舞台は最高傑作の自分で」/パリ五輪・自転車トラック
最高傑作の私で挑めるように
しっかりと嬉しかったことを伝えて、応援してくれた人たち、周囲の人たちへの感謝を綴りたかったので、今月のコラム、ここまでは思い切り感謝の気持ちを込めて書いてきました。でも、今は浮かれている場合じゃないと思って過ごしています。そこまで喜んでいるヒマはないのが現状です。 発表があった時は、涙が出るくらい嬉しかったですけど、こうなった今はハッキリと「ここがゴールなんかじゃない」と思えています。オリンピックに出たいという目標を通り過ぎて、むしろ本当の戦いはここからと考えています。 今の目標、オリンピックの目標は「メダルの獲得」です。オリンピックに出られる権利がある選手にしかこの目標は持てないし、出るからにはそれこそが目的であり目標です。これからの2か月、頑張りたいです。いや、もう『頑張る』という言葉では表現できない次元の気持ちがあるので、最近は『頑張る』という言葉そのものが好きですらないですけど、それ以外の言葉も見つからないのです。 ここまで私を育ててくれたナショナルチーム(HPCJC)、TEAM BRIGESTONE CYCLING(チームブリヂストンサイクリング)への恩返しとしても、応援し続けてくれた人たちへの恩返しとしても。夢の大舞台のチケットをゲットした今、最高傑作の自分で挑めるように努めていきます! 引き続き、みんなの応援を届けてもらえると嬉しいです。私のパリでの挑戦に大きな力をください♡