「頭の中を整理したい」「考え事が多くて疲れる」ときにやってみて!ジャーナリングのやり方、初心者にオススメなテーマ例もご紹介
当記事の執筆は、臨床心理士・公認心理師 石倉美希が担当しました。 ジャーナリングという言葉を聞いたことはありますか? 【画像】「頭の中を整理したい」「考え事が多くて疲れる」ときにやってみて!ジャーナリングのやり方、初心者にオススメなテーマ例もご紹介 ジャーナリングは書く瞑想ともいわれ、頭の中をスッキリさせたり、感情のコントロール感が得られたり、生産性のアップにも役立ちます。 「頭の中を整理したい」「考え事が多くて疲れる」という方にオススメの方法です。 ジャーナリングを初めて行う方にもわかりやすい、具体的なやり方や効果をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ジャーナリングのやり方
ジャーナリングとは、頭に浮かんでいる考えをそのまま書き出していくことです。日記のように保存する必要はないため、読み返しやすさや文章の正誤は気にせず、ひたすら書き続けていくのが基本のやり方です。 準備もやり方も非常にシンプルですが、丁寧に解説していきます。 ●STEP1:準備するもの 考えていることを書き出すためのツールを用意しましょう。紙とペンだけあれば十分です。また、外出中のちょっとした時間にジャーナリングを取り入れたいときは、スマートフォンのアプリやメモ機能でもよいでしょう。 「ジャーナリングをしてみようかな」と思ったときにすぐ始められるような、自分にとって身近なツールを選択すると、実践のハードルも下がりますよ。 ●STEP2:落ち着ける環境を整える 自分自身の考えにじっくり注意を向けるため、ある程度静かで、人の出入りが少ない場所がオススメです。 音楽もリラックスするには役立ちますが、ジャーナリングをしている間は、気が散りやすくなるので、止めておきましょう。 ●STEP3:頭に浮かんだことをそのまま書く 基本的には何を書いても OKです。頭に思い浮かんだことをそのまま書き起こしてみましょう。頭の中のモヤモヤをすべて文字に起こすようなイメージで取り組めるとよいですね。 丁寧な文字や正しい文章である必要はありません。心の中の言葉をそのまま文字にしてみましょう。 ●STEP4:振り返りをする 書いたものは一度読み返してみると、どんなことを考えていたか、どう感じていたかが振り返れます。後日、また読み返したいと感じるときは、そのまま書いたものを保存してもよいでしょう。 悩みや不安などのネガティブな考えを書き出したときには、紙をビリビリと破いて捨てたり、メモを消去したりして、考えを手放す感覚を実際に味わってみるのもオススメです。