列島気温上昇、もう春? 高気圧影響、宮崎で20度超
高気圧に覆われた日本列島は13日、広い範囲で4月並みまで気温が上昇し、季節外れの暖かさとなった。宮崎県美郷町で21.0度、東京都心で17.3度に達し、能登半島地震で被災した石川県珠洲市も13.8度を観測。いずれも今年最高を記録した。 13日は南から暖かい空気も流れ込み、山形県村山市で13.0度、北海道豊頃町で11.5度など13地点で北海道を中心に2月の観測史上最高を更新。他に気温が高かったのは、大分県豊後大野市19.8度、島根県益田市18.2度などだった。東京都心や17.5度まで上がった福岡市では、脱いだ上着を手にしながら歩く人などの姿が見られた。 気温上昇で花粉の飛散量が増える恐れも。民間気象会社ウェザーニューズの担当者は「全国的に気温が上がって風もあり、花粉の飛散が起きやすい天候になっている」としている。 気象庁によると、北海道では1週間程度、その他の地域では22日ごろまで寒気の影響を受けにくく、関東や東海、近畿でも20度前後まで上がる日がある見込み。