7日、岡谷市で車に閉じ込められた幼児2人が熱中症の疑いで救急搬送され、緊迫の救出劇を隊員が語りました。本格的な暑さを迎える中、どう防げば良いのでしょうか。 県内で今年初めて最高気温37℃を超えた7日…。 ■諏訪広域消防本部・小澤駿 消防司令補 「外から皆で呼び掛けたが、反応がなかった。顔は赤くなっていて、すごく汗をかいた状態」 7日午後2時ごろ、岡谷市長地の屋外駐車場で、生後2カ月の男の子と1歳の女の子が車に閉じ込められました。 通報を受け駆けつけた消防隊員は… ■諏訪広域消防本部・小澤駿 消防司令補 「（親は）他にお子さんがいたので乗せようと思って（車から）離れた、と。その間に、お子さんが中から鍵を締めてしまったんじゃないか、と。戻ってきたら鍵が閉まっていて開かなかったと聞いている」 鍵は車内にあり、いわゆる「インロック」状態でした。これは、JAFが公開している実験映像です。 気温35℃の日なたに、中の温度が25．5℃の車を放置すると… およそ5分で35℃を超え… 10分後には38℃近くにまで上昇。 今回、消防は窓を割って車内に突入。 幼児2人は閉じ込められてからおよそ30分後に救出されました。 1歳の女の子は体温が37．5℃以上だったそうですが、いずれも命に別状はないとみられています。 ■諏訪広域消防本部・小澤駿 消防司令補 「冷房はかかっていたがLOWという状態だったので、私たちも暑いなと感じるくらいの温度だった。お子さんはスマートキーに興味があったり、すぐボタンを押してしまう習性があると思うので、スマートキーを車の中に置いてしまうとインロックになってしまう可能性があるので、持ち歩いていただいて行動することが大事」