「タケは奮闘」「チャンスを作っても味方が…」古巣マドリーに立ち向かった久保建英にソシエダ番記者は賛辞!「風当たりも強まっているが、私は評価している」と称えた点は?【現地発】
「労を惜しまず奔走し続けた」
タケ・クボ(久保建英)は決してブレない。目の前の相手がレアル・マドリーであろうと、その他の“巨人”であろうと気にしない。 【画像】ブーイングを浴びたヴィニシウスの久保への悪質な体当たり 今回も、「3トップが同じポジションでプレーしていることが、おそらく彼らがベストのパフォーマンスを発揮できていないことにつながっているのかもしれない」とマドリーが開幕以来、抱えている課題を指摘することをまるで躊躇しなかったし、「ビッグチーム相手に自分の名前を売ろうとするのはいいことだと思う」とあからさまに闘志を燃やした。 タケが今なおマドリーで成功することを目標に掲げているのかは分からないが、古巣との対戦が近づくと、こうして首都メディアからコメントを求められるのは、元選手としての注目度が失われていないことの証だ。 しかしタケの奮闘むなしく、今回もまたソシエダはホームで勝てなかった。これで開幕から3連敗。シュートが3本ポスト&バーに直撃する不運もあったし、判定にも泣かされたが、厳しい敗戦であることに変わりはない。 ホキン・アペリベイ会長は、今夏の移籍市場でロビン・ル・ノルマンとミケル・メリーノが流出したチームは新たなサイクルに突入したと強調する。 イマノル・アルグアシル監督が続投し、タケをはじめとする他の主力が残る中、その表現がどこまで適切かどうかは疑問が残るところだが、昨シーズンとの違いはある。縦に早く攻める意識が増している点だ。 もちろんルカ・スチッチやハビ・ロペスといった推進力に長けた若い新戦力が加わったことも無関係ではないだろう。 その一方で、前線からの激しいプレッシングは健在で、相手ボール時にシェラルド・ベッカーが2トップの一角に入り、スチッチがトップ下、マルティン・スビメンディがアンカーを務め、セルヒオ・ゴメスとタケが左右インテリオール化する中盤ダイヤモンド型の4-4-2に可変し、マドリーのビルドアップを阻害した。 タケも相変わらず守備でも献身性を見せた。攻撃に余力を残すためセーブするという発想はまるでなく、労を惜しまず奔走し続けた。最近、攻撃で違いを見せる働きができていないことに対して風当たりが強まっているなか、私が評価し続ける所以でもある。
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