創志学園-山梨学院は優勝監督対決 好投手どう攻略 センバツ第7日
◇センバツ高校野球2回戦(26日、甲子園) ◇創志学園(岡山)―山梨学院 ともに1969年生まれの同学年で、センバツで優勝経験がある監督の対決。山梨学院の吉田洸二監督は前回大会と清峰(長崎)時代の2009年大会、創志学園の門馬敬治監督は東海大相模(神奈川)で00、11、21年の各大会を制した。両チームともに走塁への意識が高く、走者を置いた場面での両監督の采配に注目だ。 【写真まとめ】2023センバツ 躍動したドラフト指名選手たち 山梨学院は昨秋の公式戦で出場32校中トップの1試合平均3・67盗塁をマーク。1回戦は盗塁一つだけだったが、スクイズや「ゴロ・ゴー」などで得点を奪い、主導権を握った。1回戦で無安打だった俊足の1番・黒沢后琉が出塁できれば、得点機が広がりそうだ。 創志学園は1回戦で4盗塁を記録。門馬監督が東海大相模時代から掲げる「アグレッシブベースボール」の考えが選手たちに浸透し、相手のわずかな隙(すき)を見逃さず、積極的に次の塁を狙う。1回戦で2安打1盗塁をマークした2番の杉山大宙に期待が懸かる。 1回戦は両チームともに先発投手が奮闘した。山梨学院は左腕・津島悠翔が6回1失点と好投し、救援したエース右腕・桜田隆誠が無失点で締めた。創志学園はエース左腕の山口瑛太が14三振を奪って完封した。 安定感のある好投手を両監督がどう攻略するか、興味深い。【石川裕士】