LIVゴルフ3年目開幕 現地の雰囲気やチーム運営は?/最新リポート前編
チーム運営はF1をイメージ?
団体戦の各チーム運営は、プロ野球やF1(フォーミュラワン)をイメージすると想像がつきやすいだろうか。各チームは独立してバジェット(予算)があり、メンバーの選定やチーム名、ロゴ作成なども含めて、チーム作りというものを考える。もちろんLIV側の意向も反映されるが、各チーム、特にキャプテンにある程度の裁量が任されているようだ。 LIVとしては将来的に、各チームのバジェットから優れた選手を獲得できるようにするなど、移籍市場を活発化させていきたい構え。まさに野球のFA(フリーエージェント)のようなイメージだろう。各チームにはマネジャーが数名いて、メンバーの航空券やホテルの手配、その他契約のサポートも彼らが行っているという。
それぞれチーム独自のウェアがあり、帽子やウェアに関してメンバーは基本的に同じものを着用する。デザインもチーム単位で行うので、ショップに売っているポロシャツなども、それぞれ全く違うものだから面白い。
LIV側の意向でウェアにはスポンサーのロゴを入れられないため、既存スポンサーとの複数年契約を理由にチームウェアを着られない事情を抱える選手も中にはいた(LIV側はチームウェアを着てもらうことを望んでいる)。やはり同じウェアで揃えた選手たちはカッコよく見え、ひいきのチームウェアなどを欲しくなってくるから不思議だ。そのうち“チームジャパン”のような4人組ができたら面白そうな気もするが…。(キンタナロー州プラヤデルカルメン/服部謙二郎)