家庭の「揚げ物油」で飛行機が飛ぶ! 航空燃料を廃油から造るプロジェクト 堺市の工場が挑戦 回収や安定供給の問題解決なるか
■油の回収方法は? 「スーパーで回収箱設置があれば」
大阪の堺でもSAF の製造が始まるということなんですが、日本のSAF製造は、世界と比べて遅れている状況です。 専門家によると、SAFの目標10パーセントを目指すなら、およそ1年に170万キロリットルの製造を目指さないといけないんです。世界では食用油の争奪戦になる可能性もあるそうです。 日本では国内でSAFを作るための油そのものも足りていない状況で、家庭で使われている油は年間およそ10万トンありますが、ほとんど廃棄してしまっています。家庭で使っている油をどう回収するのかが問題です。 関西テレビ 神崎博報道デスク:取材にもあったように、ショッピングモールの回収箱みたいなものを、例えば各食品スーパーで身近に回収できる箱を置いてもらったら、買い物のついでに持って行ったりできるかもしれません。お豆腐屋さんのようにローリーみたいなもので、家の前まで回収に来てもらうとか、そういう仕組みがあれば便利かと思います。 SAFの国内製造はこれから進んでいくということで、堺市の工場では来年度のはじめごろからSAFの供給を始めるということだ。 (関西テレビ「newsランナー」2024年11月22日放送)
関西テレビ
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