ペットにもぜいたくな年末年始 イオンが1万円超のおせち販売 ブッシュ・ド・ノエルも
近年、ペットと一緒に年末年始を楽しむことを目的に、愛犬用の豪華なクリスマスケーキやおせちへの需要が増えている。流通大手のイオンは31日、ペット用の冷凍クリスマスケーキとおせちに関する会見をオンラインで行った。2023年の販売実績は19年比66%増と好調だ。今年はケーキ6種類、おせち8種類を用意し、販売個数は前年比1・4%増、売り上げは同10%増を目指す。 10月27日時点で洋菓子製造販売の不二家のマスコットキャラクター「ペコちゃん」と協業した「ペコちゃんのブッシュ・ド・ノエル」(税込1628円)がクリスマスケーキの予約個数でトップ。会見では同3位の「コミフ チーズのクリスマスケーキ」(同1738円)を犬がおいしそうに食べる様子も見られた。またおせちで初めて1万円を超える「愛犬用 特選おせち」(同1万6500円)、「コミフデリ 特選おせち―松―」(同1万4300円)をオンラインストアで限定販売する。 最近は、大手百貨店もペットフードメーカーなどと協業して1万円を超える豪華な「犬用おせち」のラインナップを増やしている。イオンペット執行役員の高橋悠介商品本部長は「ペットの家族化が進んでおり、顧客はより良い食事を与えたい。40~50代のファミリー層を中心に、高品質の冷凍食材の購入につながっている」と話した。