日本選手権開催６日間を５・３・３・３・１・１着で終えた森且行。表情は明るかった

　逃げて、ちぎって、連勝で締めた。 　オートレーサーの森且行（５０）＝川口・２５期＝は４日、埼玉県川口オートレース場で開催されたＳＧ「第５６回日本選手権オートレース」最終日・第８Ｒ「一般戦」に出走。８車立て、０メートルオープンの２枠から鋭いダッシュを披露して先頭へ。そのまま後続７車を寄せ付けず６周回を乗り切り、５日目に続いて白星を量産した。 　２０年大会を制して以来、４年ぶりとなった日本一決定戦の舞台。６日間を戦い終えた森はやり切った表情でシリーズを振り返った。「最後は連勝できましたが、初日の５着と、４日目（３着、走行注意で減点１）が痛かったね。ちょっと鈍い感じはありますが、エンジンは平均以上はあったと思うし、いい状態では入ってきたつもりだけれどね…」 　収穫もあった。「最終日の朝練習であの青山周平君と一緒にスタートを切ったんですが、彼と同じ噴かし方をしたらすごくいい感じだった。来年に向けて、この１年間は０メートルスタートの練習を毎日やるよ！　新人に交じって並んで０メートルから切って、ぜひ改善したいね。５０歳のおじさんがこれからうまくなるのかなあ（苦笑い）。僕にとって日本選手権が一番の大会です。スーパースター（王座決定戦）もすごいけれど、やっぱり選手権だよ！　来年もまた出ることができるように頑張っていきます！　では、今節もお世話になりました～。はい、解散っ！」 　予選敗退は残念でしたが、ラスト２走で連勝を飾り、すべての戦いを終えた後は本当に笑顔いっぱいでした。６日間のウルトラ激闘、本当におつかれさまでした。２連勝おめでとうございました。森さんのご要望通りに、できる限り映画のＰＲもこなしておきますね。 　次回は伊勢崎で２２日から２４日まで開催されるシリーズに出場する。