戦闘機の図解、笑顔減る表紙…子ども雑誌に戦争の跡 標語に残された〝いたずら書き〟内容に時代の変化
変わるものと変わらないもの
来館者からは、戦前の子ども向け雑誌の文字数の多さや知性に驚く感想や、実際に手にとっていた「かつての少年少女」からは懐かしむ声などが寄せられているといいます。 戦後に創刊された雑誌「ジュニアそれいゆ」は、同館によると「ティーンの興味がある内容がぎっしり詰まっています」。現在でも、デザイン性の高さから大学生に人気とのこと。 担当者は、今回の企画展を準備する中で「変わるものと変わらないものを感じました」と話します。「戦時中などで変わっていく内容はあるのですが、中を見ると明治からいまに至るまで変わらないものがあります。スポーツや漫画の人気は共通していますよね」 ◇ 「思い出の少年少女雑誌展」は、8月17日までだった会期を24日まで延長して開催中。11~15日は休館。