大麻購入の金欲しさの犯行か 今年1月・鈴鹿市で起きた強盗殺人の裁判員裁判 津地方裁判所
鈴鹿市内のコンビニでタバコを盗むなどの7つの事件でも起訴(三重テレビ放送)
今年1月、三重県鈴鹿市内のアパートで、当時77歳の男性が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判が2日、津地方裁判所で開かれ、男は起訴された内容を認めました。 強盗殺人などの罪に問われているのは、住所不定の無職、美崎芳一被告(28)です。 起訴状などによりますと美崎被告は、今年1月鈴鹿市内のアパートの一室で、この部屋に住む近藤康夫さん当時77歳の部屋に侵入し、首を絞めて殺害し、近藤さんの軽乗用車と現金2万5000円を奪った、強盗殺人などの罪に問われています。 また、このほか、鈴鹿市内のコンビニでタバコを盗むなど、7つの事件で起訴されています。 津地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、美崎被告は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。 検察側は冒頭陳述で「被告は大麻を買うための金が欲しいと考え、ナイフを持った状態で被害者宅へ行った」と指摘、その後「首を手で締め失神させ、被害者が意識を取り戻すと長袖シャツを首に巻き付けて絞め殺した」と指摘しました。