食品の収納場所が2か所ある間取り。賞味期限ぎれが防げる&防災時用ストックも安心
収納場所を工夫すれば、食品の賞味期限ぎれが防げます。3年前にハウスメーカーで家を建てたライターは、食品を古いものから使い、新しく購入したものをストックに加える「ローリングストック」を実践しやすい間取りを新居に採用。食品保存スペースを、しまいやすく取り出しやすい、キッチン横と玄関近くの階段下の2か所につくりました。さらに処分することになりがちな、防災食のロスもなくす工夫も。詳しくレポートします。 【間取り図】キッチンと2か所の収納スペースはこんな関係
家づくりでは食材をムダにしない収納を考えてプラン
わが家は、3年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅を建てました。1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。この家で夫、筆者、2人の息子(9歳と8歳)の4人で暮らしています。 筆者は、家を建てる前から「ローリングストック」を実践しています。これは、日常的に消費する食品を一定量備蓄し、古いものから使い、新しく購入したものをストックに加えるというサイクルを続け、防災にも備える方法。 ローリングストックのメリットは、災害時にも食べ慣れている食品が、備蓄されていること。これは、緊急時のストレス軽減にもつながります。そして、普段から使うことで賞味期限ぎれを防ぎ、食材をムダにしないことです。 しかし、それまで住んでいた賃貸物件では、収納スペースが少なく、十分に食品をストックできていませんでした。 また、防災用の食品に至っては、使わない部屋のクローゼットの奥にしまっている始末。賞味期限がきれて、廃棄してしまうことが何度もありました。 こんな失敗を防ぐために、家づくりでは、家の中で手に取りやすい場所に、食材の備蓄の収納をつくることを意識。ローリングストックを収納する場所を、2か所に分散してつくりました。 これにより、賞味期限を気にせず、自然な形で防災備蓄ができるように。詳しく紹介していきましょう。