親友が”中国のスパイ”疑惑…スキャンダル続出の英国王子「元夫人が日刊紙に語った」涙の言葉
英国の王子が四面楚歌の窮地に立たされている。 渦中の人物は、エリザベス女王の次男・アンドルー王子(64)だ。12月13日、英国の特別移民上訴委員会(SIAC)などが、敬称「ヨーク公爵殿下」のアンドルー王子の親友である中国人実業家がスパイである可能性があると明らかにしたのだ。 【英国人実業家と結婚】大胆な水着で…「ロシアの妖精」マリア・シャラポワ「極小黒ビキニ」写真 「疑惑の実業家は雲南省出身のヤン・テンボ氏(50)です。SIACは人権保護のため、これまでヤン氏を『H6』と称していましたが、12月17日に実名を公表しました。SIACによると、ヤン氏は20年以上前に留学のため来英。旅行会社を立ち上げ、10年ほど前からは期間制限なしに英国に滞在できるようになったそうです。 ヤン氏は英中貿易促進のために創設したベンチャービジネスを通じて、アンドルー王子と親密な関係になりました。’20年2月に行われたアンドルー王子の誕生日パーティに招かれたヤン氏は、バッキンガム宮殿やウィンザー城にも出入りしており、アンドルー王子の代理人として中国で事業展開できる権利を得ていました」(全国紙記者) ◆〈接触を断った〉 しかし、英国当局は携帯端末の情報などからヤン氏が中国共産党の「中央統一戦線工作部」に関係するスパイと判断。英国のエスタブリッシュメント層への影響力を強め機密情報を取得しようと考え、’23年3月に国外追放の決定をしたのだ。ヤン氏はこれを不服としたが、今年12月にSIACが英国当局の判断を支持し、訴えを却下した。 アンドルー王子は、ヤン氏との関係について〈接触を断った。機密情報に関する話はしていない〉とのコメントを発表。火消しを急いだが、アンドルー王子のスキャンダルは「親友のスパイ疑惑」だけではない。今回の件で、過去の疑惑も蒸し返されているのだ。 「アンドルー王子はエリザベス女王の逆鱗に触れて軍の称号を剥奪され、’19年11月に王室の公務から退いています。キッカケは1999年から’02年に起きた米国人少女への性的暴行疑惑です。アンドルー王子は米国人富豪の手引きで未成年の少女と関係を持ったとされているのです。 米国人富豪は起訴され、禁錮18ヵ月の有罪判決を受けています。アンドルー王子が訴えられることはありませんでしたが、王室のイメージを大きく傷つけたとして、公務を離れることになったんです」(同前) ◆〈生まれ変わっても彼と結婚します〉 相次ぐ醜聞で批判の声が止まず、今年の国王主催クリスマスパーティへも不参加となったアンドルー王子。しかし、唯一擁護する女性がいる。 1996年5月に離婚するも、いまだに良好な関係が続いている元夫人のセーラ・ファーガソン氏(65)だ。ファーガソン氏は12月14日に日刊紙『タイムズ』の取材に応え、次のような涙を誘う言葉を寄せている。 〈私は彼を見捨てません。生まれ変わっても同じように彼と結婚します。彼は素晴らしい男性です。結婚式は私にとって間違いなく人生最高の日でした〉 王室の厳しいしきたりなど、さまざまな理由により別れた2人だが、信頼関係はいまだに強い。批判の矢面に立たされるアンドルー王子はファーガソン氏の言葉に接し、ささやかな安らぎを感じたことだろう。
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