ボルボがEVモデルの車名をEXに統一 XC40リチャージのEV版がEX40に車名を変更
EX30、EX90に続く3モデル目のEX
ボルボは、電気自動車=バッテリーEV(BEV)とプラグイン・ハイブリッド(PHEV)に「リチャージ」(Recharge)」の名称を冠している。このほど、BEVの「XC40リチャージ」の車名を「EX40」に変更し、オンラインで販売を開始した。 【写真13枚】XC40リチャージからEX40へと改名されたボルボのCセグメントSUV、XC40のEVバージョンと、同時に設定された特別仕様車の詳細画像をチェック ◆ひと目でEVとわかるようになった EXの名称はXC40よりもコンパクトな「EX30」、フラッグシップBEVの「EX90」(日本未導入)で導入済みで、XC40をEX40に改名することで、すぐにBEVであることが分かるようになった。なお、EX40への車名変更に合わせて、最上級グレード「アルティメット」(Ultimate)の名称も「ウルトラ」(Ultra)に変更された。 ◆前後2モーター仕様が復活 変更は車名及びグレード名だけではない。前後にモーターが搭載されたツイン・モーターの4WDモデルとなる「EX40ウルトラ・ツイン・モーター」が再導入されたのもトピックだ。 再登場と同時に、駆動システムも一新。フロントには150ps(110kW)の誘導モーター、リアには出力258ps(190kW)のモーターを新たに採用した。EX40の一充電あたりの航続距離は560~590km。2023年モデルのツイン・モーター・モデルよりも航続距離が約16%伸長(WLTC モード)しており、より高効率の電力消費とパワフルな走りを両立した。 エクステリアでは、ボディ・カラーに新色の「サンドデューン」が加わったのがニュースで、EX40専用となるアルミニウム・フロント・スカッフプレートが備わるほか、テールゲートの左側に「EX40」バッジが配置される以外は、基本的にデザインは変わっていない。 ◆ブラック仕立ての特別仕様車も登場 また、黒をテーマとした特別仕様車「EX40ウルトラ・シングル・モーター・ブラック・エディション」も同時に発売。「グロッシーブラック」のアイアンマーク&ダイアゴナル・バー(フロント)やリア・バッジ、20インチの5本スポーク・アルミホイールを特別装備。精悍なムードを放っている。ボディ・カラーは、「オニキスブラックメタリック」のみ。 価格は、リア・モーター仕様の「EX40プラス・シングル・モーター」が679万円、「EX40ウルトラ・シングル・モーター」が719万円、復活した前後モーターの「EX40ウルトラ・ツイン・モーター」が789万円、特別仕様車の「EX40ウルトラ・シングル・モーター・ブラック・エディション」が739万円となっている。なお、ボルボは、EVをオンラインでのみ販売しており、EX40も同様にオンラインのみでの扱いになる。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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