iPhoneがなかなか充電されない……どうすれば早く充電できますか?【スマホのプロが解説】
◆充電器やケーブルの性能不足を確認する
また、充電器やケーブルの出力が足りていないケースも考えられます。 iPhoneを高速充電するためには、Appleが定める特定の電源アダプタとケーブルを利用する必要があります。iPhoneのモデルによって充電可能な出力(W)が異なります。 iPhone8~11:18W以上 iPhone12~15:20W以上 電源アダプタとケーブルは、製品によって対応している出力数が決まっています。上記に記載した数値より低い出力の充電器を使っていると、充電速度が落ちてしまいます。 したがってこのケースでの対応策は、より大きな出力に対応している電源アダプタ・ケーブルを利用すること。製品を購入する際には出力量に気を配りましょう。
◆ソフトウェアの不具合の場合も……
iPhone本体による不具合や充電器・ケーブルが原因なのではなく、iPhoneの内部に何かしらの問題があるケースもあります。 iPhoneを利用している時間が長いと、それだけ不具合のリスクも高まってきます。 対策として最も効果が見込めるのは「iPhoneの再起動」です。 一度iPhoneの電源を落とし、再度電源をつける。これだけで不具合が解消され、正常な動作を取り戻すケースは少なくありません。 また、iOSが最新の状態となっているかも確認しておきましょう。 「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進み、最新版がインストールされていることを確認します。もしアップデート可能なバージョンがあるのなら、速やかにアップデートするようにしましょう。 iOSのアップデートは、iPhoneにおける不具合を解消するために行われるケースもあります。常に最新の状態をキープしておくことが推奨されます。
◆バッテリーの交換も検討すべし
バッテリーそのものが劣化している可能性もあります。上記に挙げた対応で解決しなければ、バッテリーの交換を検討してもよいかもしれません。 iPhoneのバッテリーは有償にて交換が可能です。モデルによって価格も異なり、iPhoneの公式Webサイトから調べることができます。 この記事の筆者:ばんか 月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。
ばんか