【全日本社会人バドミントン】古賀&福島が混合ダブルスで初優勝! 山下&緑川、中西&岩永も社会人王者に輝く!<ダブルス結果>
9月7日から11日にかけて、第67回全日本社会人選手権(鳥取・鳥取県民体育館ほか)が開催された。最終日の11日は、各種目の準決勝、決勝が行なわれ、社会人王者が決まった。ここでは、いずれも初優勝となったダブルス3種目のダイジェストをお伝えする。 【混合ダブルス】 大会期間中、多くの注目を集めた混合ダブルスは、古賀輝vx/福島由紀(NTT東日本/岐阜Bluvic)が初優勝を飾った。決勝では、柴田一樹/篠谷菜留(NTT東日本)と対戦。第1ゲームを29-27の激闘で制すると、第2ゲームは福島が前衛でのプレーでつなぎ球をねらい続けてプレッシャーをかけ、後衛は古賀が何度も足をひきずりながらも広範囲をカバー。中盤からリードを広げ、15本で勝利した。 古賀は、大きな声を出しながら柔らかい球を打つなど、トリッキーなプレーを連発。相手がチームメートのため、まったくフェイントが効かない場面もあり「騙そうとし過ぎた」と頭をかく場面もあったが、オーバーアクションの緩急に会場は沸いた。福島は「古賀選手が勝手に盛り上げている。でも、私も楽しかった。お客さんも楽しめたのではないかと思うし、いいゲームを見てもらえたと思う」と手ごたえを語った。 2人は今大会に急きょペアを組んでエントリーする形になったが、優勝という結果につながり、福島は「まさか、ですよね」と苦笑い。全日本総合での再挑戦については、古賀が「ぜひ出たい、お願いします」と前向きだったが、福島は「今は、わかりません。フフフ」と明言を避けた。 パリ五輪・銅メダリストの渡辺勇大(BIPROGY)が、新たなパートナー・田口真彩(ACT SAIKYO)と挑んだ戦いは、準決勝で柴田/篠谷に0-2で敗れベスト4に留まった。試合は、先手争いで勝てず、試合のペースをつかめなかった。渡辺は「優勝する姿を見せたかったが、そううまくは(いかない)。また、もう1回トップにいけるように、これからやっていきたい。まだ組んで浅いのでローテーションは、まだまだ。もう少し組んでいけば、対処できるバリエーションは増えてくると思う」と連係の改善を課題に挙げていた。 ▼準決勝 古賀輝/福島由紀(NTT東日本/岐阜Bluvic)②〔21-15、18-21、21-10〕1●西川裕次郎/今井優歩(滋賀県スポーツ協会/YAMATO奈良) 柴田一樹/篠谷菜留(NTT東日本)②〔21-13、21-15〕0●渡辺勇大/田口真彩(BIPROGY/ACT SAIKYO) ▼決勝 古賀輝/福島由紀②〔29-27、21-15〕0●柴田一樹/篠谷菜留