【全日本社会人バドミントン】古賀&福島が混合ダブルスで初優勝! 山下&緑川、中西&岩永も社会人王者に輝く!<ダブルス結果>
【男子ダブルス】 男子ダブルスは、山下恭平/緑川大輝(NTT東日本)が、決勝戦で柴田一樹/山田尚輝(NTT東日本)との同門対決を制して初優勝を飾った。 緑川は「日本ランキングサーキットに続いて優勝できたことは、アピールにもなる。総合にも今後にもつながる。今日はリスクを負って、自分たちから低い展開に持ち込んで、引かずに2人でプレーできたのが勝因」と喜んだ。ともに機動力に優れるペアは、サービスまわりから積極性を見せて主導権を奪取。勢いを落とさず、13本、15本でゲームを奪い、ストレートで試合を制した。 2人にとっては、大きなヤマ場となった準決勝を切り抜けたことが、勢いになった。第1シードの三橋健也/岡村洋輝(BIPROGY)に第1ゲームを奪われ、第2ゲームも終盤まで接戦の展開に。ここを28-26で競り勝つと、ファイナルゲームは7本に抑えて勝利をつかんだ。決勝は、その勢いを生かして積極性をキープしていた。山下は「準決勝は、2ゲーム目もリードから追いつかれて20オール。“気持ちの勝負だ”と思っていた」と正念場を振り返った。 ▼準決勝 山下恭平/緑川大輝(NTT東日本)②〔17-21、28-26、21-7〕1●三橋健也/岡村洋輝(BIPROGY) 柴田一樹/山田尚輝(NTT東日本)②〔21-16、21-12〕0●小野寺雅之/谷岡大后(BIPROGY) ▼決勝 山下恭平/緑川大輝②〔21-13、21-15〕0●柴田一樹/山田尚輝
【女子ダブルス】 第1シードの中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)が、強敵を退け社会人女王に輝いた。準決勝では上杉杏/鈴木陽向(NTT東日本)に苦戦したが、2-1で辛くも勝利。岩永は「最後は吹っ切れて、攻撃できた」と安堵の表情で振り返った。 日本A代表で世界ランク6位。8月のダイハツジャパンオープン(Super750/横浜)でベスト4に入り、国際大会で好調が続いていることが、自信につながったという。決勝では、注目を集めていた新ペアの櫻本絢子/東野有紗(ヨネックス/BIPROGY)の攻撃をしっかりと押し返し、相手にペースを与えず、2-0で勝ち切った。 中西は「準決勝の相手が、前日までの選手より質が上がって球が見えにくかったが、決勝はシャトルもしっかり見えて、しっかり守れる自信もあった」とプライドをのぞかせた。惜しくもペア結成初戦優勝には届かなかった櫻本は「よい部分も悪い部分もたくさん出た。結果は負けたが、互いにどういうプレーをするかつかめた。この課題を生かして、次は優勝できるように頑張りたい」と話し、攻撃の変化を課題に挙げた。 ▼準決勝 櫻本絢子/東野有紗(ヨネックス/BIPROGY)②〔21-8、21-8〕0●佐藤灯/田口真彩(ACT SAIKYO) 中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)②〔21-10、18-21、21-19〕1●上杉杏/鈴木陽向(NTT東日本) ▼決勝 中西貴映/岩永鈴②〔21-17、21-17〕0●櫻本絢子/東野有紗
取材・文・写真 平野貴也