【西武】11年目・外崎修汰 今季から三塁転向…外野グラブも用意「どこでもやるつもり」
西武・外崎修汰内野手(32)が不退転の決意で11年目のコンバートを受け入れている。 プロ10年目の昨季は127試合で打率2割2分7厘、7本塁打、41打点、11盗塁。打率は規定到達者の中ではワースト、本塁打数は3年ぶりに1桁に終わるなど、苦しいシーズンとなった。 「長いシーズンの中で対策をされて、その対応に遅れた」という外崎に対して、西口監督は定位置の二塁から三塁へのコンバートを示唆している。 秋季キャンプでは三塁の練習を繰り返していた外崎は「自分の気持ちとしては一つでも多く試合に勝ちたい。チームにプラスになるなら、任されたポジションを全うします」とこのコンバート案を受諾。「レギュラーは源田だけ」(西口監督)という屈辱的な言葉にも「悔しさはもちろんあるけど(そう言われても)当たり前の数字。今年は一からレギュラーを取るつもりで、挑戦者の気持ちでいく」と不退転の決意を語っている。 もともとその打力を買われて初めて規定打席をクリアしたのが17年。源田の入団もあり、外崎は二塁、三塁にプラス外野に緊急コンバートされ〝オールラウンダー〟として頭角を現してきた経緯がある。 当時の辻監督からの打診を振り返り「断れるわけないじゃないですか。まず試合に出ることが先決でしたから」と述懐する。自らの通ってきた道を振り返れば、今のこの状況は再び振り出しに戻っただけ。 外崎は6年間守ってきた二塁への思いを「僕の中ではまだありますね。どっちを言われてもできるようにやっていかないと」と語る一方、自らが世に出た第3のポジション・外野についても「グラブは用意してあります。どこでもやるつもり」と〝オールラウンダー〟へ回帰する覚悟も語っている。 ここでレギュラーを死守できなければ、選手生命は終焉に向かうだけ。そんな悲壮な覚悟で外崎の11年目シーズンは幕を開ける。
東スポWEB