ドジャース・ベッツ スランプ脱出弾 29打席連続無安打で止める初回ソロも「自分のことはどうでもいい」
◇ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 ドジャース5―6パドレス（2024年10月8日 サンディエゴ） ドジャースのベッツがスランプから抜け出した。22年からポストシーズンで29打席連続無安打だったが初回に左翼席へ先制ソロ。第1戦では同様の大飛球を左翼手プロファーが好捕したが、この日はグラブをかすめてスタンドに入った。さらに3回無死一、二塁の2打席目には中前打でつなぎ、T・ヘルナンデスの満塁弾を呼んだ。 MVPトリオの一角として大谷とともに打線を引っ張るベッツは「負けたから自分のことはどうでもいい」と切り捨て、続けて「僕はワールドシリーズに勝ちたいだけ。一番大事なのはそこに到達すること」と悲壮感を漂わせた。ただ、復調はチームにとって好材料。デーブ・ロバーツ監督は「良い面を挙げるとすれば、ムーキー（ベッツ）が今夜バットをうまく振ったこと」と手応えを語った。
