近畿は28日から29日に警報級の大雪の恐れ 年末年始も周期的に雪が強まる
年末年始の近畿地方は、短い周期で寒気の影響を受ける見込みです。 今週末28日(土)から29日(日)にかけては、厳しい寒さで北部では警報級の大雪になる恐れがあります。その後、30日(月)は一旦寒さが和らぐでしょう。 大晦日は次第に冬型の気圧配置に変わり、年明けにかけて冬型の気圧配置が続く見込みです。1月2日(木)からは寒気の流れ込みが強まるでしょう。
今週末は厳しい寒さで大雪の恐れも その後「大晦日」までは一旦寒さが緩む
27日(金)から29日(日)にかけては、冬型の気圧配置が続き、寒気が流れ込む見込みです。北部では沿岸部を中心に断続的に雪や雨が降るでしょう。雷を伴って降り方が強まる可能性もあります。特に28日(土)は滋賀県北部で警報級の大雪になる恐れがあるため警戒が必要です。中部と南部では、晴れる所が多いですが、和泉山脈周辺や紀伊山地周辺などの山沿いでは雪や雨の降る所がある見込みです。 30日(月)は、冬型の気圧配置が緩み、移動性の高気圧に覆われる見込みです。北部を含めて広く晴れ間が出るでしょう。比較的暖かい南寄りの風が吹くため、この時季として気温の高くなる所もありそうです。 大晦日は再び冬型の気圧配置に変わる見通しです。北部では雲が多く雨や雪が降るでしょう。中部と南部は晴れたり曇ったりの天気になる見込みです。気温はこの時季としては高めですが、冷たい季節風が次第に強まるでしょう。 元日は冬型の気圧配置が続く見込みです。北部では雲が多く、雪や雨が降りやすい見込みです。中部と南部では、山沿いでは雲が多いものの、沿岸部では晴れる所が多くなるでしょう。
2日(木)からは再び寒気が強まる見込み
1月2日(木)から3日(金)にかけては厳しい寒さで、北部を中心に雪や雨が降りやすくなる見込みです。北部では雪が降り、平地でも雪の積もる可能性があります。中部や南部の山沿いでも雪の可能性があります。交通に影響が出る可能性もあります。年始のお出かけは、最新の気象情報をご確認ください。 4日(土)と5日(日)は、寒さは幾分和らぎますが、冬の天気分布が続くでしょう。
日本気象協会 関西支社 吉見 泰広
