音楽、声優、グロ弁 みみめめMIMIのヴォーカル・タカオユキの不思議な魅力
イラストレーター、ちゃもーいと結成した視聴覚ユニット「みみめめMIMI」のヴォーカリストでもあり、声優でもあるタカオユキ。最近では、アイデアいっぱいだけど、どこかグロテスクでダジャレも効いている「グロ弁」の作り手としても話題を集めている。 東名阪ツアー”みみめめMIMI LIVE TOUR 2016~微炭酸ファンファーレ”の東京ファイナル直前に、タカオに単独インタビューを行い、マルチな活躍ぶりと新曲「晴レ晴レファンファーレ」、そしてちょっぴり不思議な彼女の世界観に迫ってみた。
アニメが好きだったそうですが、どんな子ども時代でしたか?
タカオ:アニメは幼稚園くらいから大好きでした。小学生のとき、忍たま乱太郎とコナン君を観ているときに、「あれ、声が同じだ」って気づきました。しかも女性(高山みなみさん)が男の子の役をしていることを知って、そのときに声優という仕事を知って憧れましたね。でも自分がなろうというのではなく、本当にただ憧れているだけでした。 親の仕事の関係でアメリカ・テキサスに住んでいたときに言葉もわかならくて、友だちもいなくて孤独でした。その時に『パワーパフガールズ』っていうアニメにはまって、学校から帰ってそれを観るのがすごい楽しみで。唯一の友だちでした。アニメを観ていると、いつの間にか英語も覚えてきて、だんだん友だちに話しかける勇気が湧いてきました。アニメの話をきっかけに友だちもできて、本当にアニメに救われたアメリカ時代でした。
中学時代から作詞作曲、オーディション何回も落ちたと聞きました
タカオ:中学生のときに趣味で作詞作曲を始めました。ボイストレーニングしたり、バンドでライブに挑戦したりとかしてました。ピアノは4歳の時から母の影響で始めましたが、反抗期のときに「ピアノなんかやめてギターをやるんだ私は」って思って、ギターも弾いていました。もともとはピアノがルーツなので、今曲作りはほとんどピアノでやっています。 オーディションにも挑戦しましたが100回以上、落ちましたね。当時は動物をテーマにした歌が多くて、テントウムシ、カメ、アヒル、ラッコなど、ありとあらゆる動物の曲を真剣に書いてました。最初は書類すら通らなかったんですが、やっていくうちに1次、2次、最終まで行ってダメなこともあったんですね。自分のモットーは「継続は力なり」なので、きっと受け続ければ101回か102回か103回かはわからないけど、いつかはきっと、という気持ちで続けていました。そして、今の事務所のオーディションを受けたときに、声をかけて頂いてこうなりました。