4区で区間2位と快走した國學院大・青木瑠郁

◇第101回箱根駅伝・往路（東京・大手町～神奈川・箱根町／5区間107.5km） 第101回箱根駅伝の往路が行われ、青学大が5時間20分01秒で往路優勝を飾った。 往路総合成績と順位変動グラフをチェック！ 出雲、全日本を制して史上6校目の学生駅伝3冠に王手をかけている國學院大は5時間25分26秒で6位と出遅れた。 1区・野中恒亨（2年）がトップと1分40秒差で発進すると、エース平林清澄（4年）も区間8位と乗り切れない。前田康弘監督は「（平林は）12月に入ってから状態が良くなかったです。相当プレッシャーを感じているんだな」と明かす。平林自身も「今までにない苦しいレースになりました」と振り返った。 逆に「好調だった」と言う3区・山本歩夢（4年）も「不完全燃焼」（前田監督）。4区・青木瑠郁（3年）が区間2位と気を吐いたが、課題の5区でも区間14位に沈んでいる。 前田監督は「いかんせん（大会全体の）レベルが高かったです。コンディションも良かったし、勇気ある走りをしないとタイムはついてこないですね」と話す。 チグハグな戦いになった理由として、「誤算がありました」と指揮官。直前の故障で急遽、区間配置を見直したこともあり、思い描いた展開に持ち込むことができなかった。 復路の逆転へカギを握るのは、やはり6区だ。「6区次第です。7～10区はそこそこ良い走りになると思っています」。3冠に向けて逆転Vに懸ける。 箱根駅伝の復路は1月3日、朝8時にスタートする。