細江純子のレパードS注目馬 能力や競馬振りから注目した「2頭」とは?
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】 ◆レパードSの注目馬 先週から新潟競馬では暑熱対策として、お昼の時間が空く形となりましたが、嬉しいというか…期待外れというか…比較的、涼しい週末に。しかしながら、空いた時間の対策としてパドックの中に入れるサービスや、場内に特化しての生放送配信をするなど、来場されたお客さまが楽しめる配慮もされ、例年以上の賑わいを感じました。もともと新潟競馬場は、正門を入った時点で、地元の特産物やお酒などが販売され、嗅覚と視覚で楽しめる場所で、夏祭りのような華やかさ。 【動画】ミッキーファイトの仕上がりは万全? レパードSの出走全頭を斬る また動線も素晴らしく、正門の先にパドック、そして子供たちが遊べる遊具やイベントスペースに「ふわふわドーム」が設置され、万遍なく楽しめる空間。 また屋根のついた場所では縁日スペースも設置され、多くの家族連れが楽しまれていました。それゆえに、毎年訪れる度にステキだなぁと思います。 さて、そんなステキな競馬場で行われたアイビスSDですが、お恥ずかしいことに無印のモズメイメイが勝利。前走の競馬に加え、スタート後、外ラチに行けない時点で、有力馬で終始手応えの良さもあったウイングレイテストの後ろに誘導した国分恭介騎手の好判断も光っての内容に映りました。 また負けはしましたが59kgを背負った&初の千直で好レースを披露したウイングレイテストの強さも際立ちました。 そして強さと言えば、オリンピック・馬術団体が銅メダルを獲得。場所も素晴らしく、人馬の美しさがより象徴され、息をのんで見入ってしまいました。とは言え、馬術は奥が深く&難しすぎて何も語れない分野。 それだけに凄いとしか言えませんが、今回のメダルは、海外との馬文化の歴史の差を考えても日本の馬術界全体にとって大きなものとなった印象も受けます。 さて今週は新潟で3歳のダート重賞レパードステークスが行われます。注目はミッキーファイトとソニックスター。 ミッキーファイトの前走は、間隔があいての1戦に加えて輸送競馬、そして競馬では内目の枠もあり、窮屈な場面もあって追いだしが待たされた中での3着。しかも1・2着がラムジェットにサトノエピック。能力の高さは確実ですし、今回、スムーズならば勝ち負けだと思えます。一方のソニックスターにおいてはデビュー戦以来の1800mとなりますが、マイルでの競馬振りから先行力の問われる新潟1800mで巧く立ち回れそうな気がします。あと上位2頭以外の人気薄なところで気になるのがロジアデレード。前半、逃げ馬であるブルーサンとの兼ね合い次第だとは思いますが、鞍上・内田博幸騎手を含めた上での新潟コースへの適性が高いように思えます。 それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。 (文=細江純子)